
午後は砂漠へ。
幾ら家の事を色々手伝って居るとはいえ、犠牲祭の翌日の午後丸々外出なんて、どう思われるやら・・・
と思いつつも、久しぶりの南部。せっかく来たのですから砂漠ははずせません。

リッサニの街を出ると、あっという間にこんな風景になります。
懐かしい風景。
ヤシの木と青い空のコントラストが美しい。
私は夫と結婚すると決めた時、「もしかしたらこんな風景の中で生活する事になるのかなあ。」なんて思って居たのですが、随分現実は異なり、大好きなこの風景は一年に一回、帰省した時しか見られません。将来の事は、色々考えたりプランしたりしますが、中々予測通りにはならないものです。

オアシスを抜けると現れるのはこんな風景。ちらほらと、植物が生えています。

しばらくすると、真っ白な土漠が現れました。

リッサニからメルズーガ村までは、アスファルトで舗装された道が通って居ます。
車の少ない一本道なので、レンタカーで旅行されている方も、簡単に運転できると思います。
(ただ、車が故障した場合の事は考えておいた方が良いですが。)
何年か前まで、ここにはアスファルトの道がありませんでした。
メルズーガに行きたい場合は、舗装されていない道を時速20キロ位で走るローカルバスに一時間以上もゆられていくか、4駆を飛ばして行くしか無かったのですが、道が出来てからは、リッサニの町から30分も掛からずに、メルズーガ村まで行くことが出来ます。
アスファルトの道が無かったころのメルズーガには、電気も携帯電話もありませんでした。
夜になると、頼りはキャンドルとガスランプ。
そして、町と砂漠を行き来する人が、ここの連絡手段でした。
今では、メルズーガ村には電気が引かれていますし、村から離れたオーベルジュにも自家発電があります。
そして携帯電話が通じるので、いつでも砂漠と連絡を取ることが出来ます。
便利になったなあと思う反面、個性が無くなって行くようで、ちょっと残念な気もします。

驚いた事に、メルズーガ村(砂丘の目の前にある村)に、SUPRATOURSの駅が出来ていました。
http://www.supratours.ma/FesMerz.htm
SUPRATOURSは、モロッコの国鉄が運営している長距離バスで、長距離電車のタイムスケジュールと連動して、電車が走って居ない所をカバーしています。例えば、カサブランカからエッサウィラに行く場合、カサブランカからマラケシュまでは電車で移動すると、電車の到着時間に合わせてエッサウィラ行きのバスが待っていると言う具合で便利な移動手段です。

終点のメルズーガ駅は、砂丘の目の前です。
このあたりには沢山のホテルがありますし、安宿派の方であれば、夜行バスで到着して、その場で宿泊先を決めても大丈夫。
随分便利になりました。


普通の車が入れるのはこのあたりまで。
ここからは徒歩か、ラクダに乗って砂丘を目指します。
手前の方は人が多いので、足跡が一杯。砂漠の静けさは感じられませんが、お手軽に行くことが出来ます。
本当に静かな、砂漠らしさを感じたければ、オーベルジュで案内人を付けて、ラクダに乗って数時間行った方が良いでしょう。

私たちは子連れなので、このあたりでちょっとだけ砂漠気分を楽しみます。

生後三カ月にしてサハラの砂を踏む息子。


今日のメルズーガは緑が一杯。

今回、実は砂漠をバックにディアモロッコの商品写真を撮影して、年賀状用に使おうと思って居ました。
はるばるマラケシュからバブーシュやマルシェバッグを持って来たのですが、まず、砂漠の砂が足跡だらけで、中々綺麗な所がありません。
その上、結構風が冷たくて、ころころっと飛んで行ってしまいます。
そして、斜面が急なので、ちょっと飛んだだけでとんでもないところまで行ってしまいます。

中々難しい。


赤ちゃん&幼児連れだったので、早々にあきらめました。

不思議な多肉植物。

月が綺麗です。
と、優雅だったのはこのあたりまで。
夫が調子に乗って(四駆なので)砂の上をブンブン走っていたら、砂を噛んで動かなくなってしまいました。
それ自体は良くあることなのですが、その後ブレーキパット?からおかしな匂いが・・・・
さあどうしようか・・・と困っていると、砂丘のあちらこちらからわらわらとモロッコ人たちが集まってきて、またたく間に黒山の人だかりに。
皆に押してもらって無事、動きました。
が、車をめぐって大騒ぎしている間に夕陽が沈んでしまいました。(笑)まあ、これもモロッコらしい経験と言えば経験ですが、残念でした。


家に帰りしばらくすると、一階には男性のお客さんが、二階には女性のお客さんが集まってきました。
今日は長い一日で、砂漠に行きクタクタ。一刻も早くホテルに帰ってシャワーを浴びベッドに入りたい気分でしたが、そう言うわけにも行きません。
また、シシカバブのお肉を切ったり、焼いたり、配膳を手伝ったり、お客さんたちとお話ししたり。
私は時々しか里帰りしてこない嫁なので、実家に滞在中は一挙一動が観察されている様な気がします。
普段自分が慣れているフィールドで仕事をしている時以上に緊張します
食事はこんなごちそうでしたが、子供たちの面倒を見ながらだったので、殆ど食べられず。まあ、年に一度の実家孝行ですから仕方が無いです。
ディアモロッコ/宮本 薫
http://www.dearmorocco.com/
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