2007年7月25日 (水)

◆特別な一日



気が付くと、一歳の誕生日が目前に迫っています。
娘が乗っているのは、おもちゃ屋さんで「あれ可愛いね~」と私が何も考えずに言ったところ、夫もひそかに可愛いと思ったらしく、いきなり買ってきた娘へのプレゼント。
ちょっと早いけれど一歳のお誕生日のお祝いに?


初めて立った日・7月22日(日曜日)もう直ぐ一歳

日曜日の朝。
と言うと、子供が産まれる前は幾らでも寝たいだけ寝られる幸せな時間でした。
が、娘には月曜日も日曜日もありません。
今日も元気に7時には目が覚めました。

私は昨日ハンマムでマッサージをしたせいか、物凄く眠たいので、寝たふり。
もう30分で良いから・・・・と心の中でお願いしていると、娘はごそごそ独り言を言いながら布絵本を開いて「ワンワン」などと言ってご機嫌です。
ふと、体勢が変わったので目を開けると、なんと娘が仁王立ちになっています。
フラフラしているものの、何にもつかまらずに立っています。
眠気も吹っ飛んで凄い凄い!!と褒めると、調子に乗って、私の体を使って立ち、手を離します。直ぐにバランスを崩してしまう事もあれば、数秒立っていられることもあります。
物音に目覚めた夫と共に「うわ~凄いね!」と手を叩いて褒めてやると、調子に乗ってまた、立って今度は手を離して手拍子までして居ます。
手を離して自立できるのはほんの数秒ですが、バランスが取れたときの嬉しそうな顔と言ったら・・・
夫婦ともども、娘も三人で何だか嬉しくて仕方が無い朝でした。
それにしても、寝たきりだった赤ちゃんが、寝返りをするようになり、お座りをするようになり、ハイハイをするようになり、立ち、歩くようになる。
誰も「頑張って立ちなさい!」と教えているわけではないのに、自分から次のステップに上ろうとし、出来たときに大きな達成感を味わう。
大人になってしまうと、「一年間の成長」など、無いに等しい年もあったりしますが、赤ちゃんの一年間と言うのは本当に凄いものだと思いました。


初めておまるを使った日。・7月23日(月曜日)もう直ぐ一歳

今日は、午後自宅でパソコンに向かって仕事をしていると、遊びに来て居た姪が「叔母さん見てみて!」と大慌てで呼びに来ました。
慌てて駆けつけてみると、娘がおまるに座っています。
数日前からオムツ替えのたびにおまるに座らせることを続けていたのですが、なんといきなりウンチをおまるでしたのです!
思わず証拠写真を撮りそうになりましたが、夫に怒られそうなのでやめました。
勿論、これから長い間かけてトイレトレーニングをしていくのでしょうが、今日は産まれて初めておまるでおトイレが出来た日です。


◆意味のある言葉
ナンナン→嫌
マンマ→ママ
パパ・ババ→パパ
タタ→お手伝いさんのサイーダ
ハーダ→これ
どうぞと言って指差す→これを取って欲しいと言う意味。「どーぞ!」と大きな声で指差すので、お願いと言うよりは命令と言う感じです。
ワンワン→動物。動物一般全て。動物と人間が異なる事は理解していますが、鳥もワンワンです。
もしもしと言うと電話の受話器を耳に当てる振りがブームです。周りの大人が喜ぶので、人に会うたびに披露して居ます。

「お早う」「こんにちは」が挨拶の言葉だという事は分かっている様子で、時々「お早う」と言うとお辞儀します。
「駄目」などの禁止の言葉もよく理解して居ます。


ここ数日爆発的に一日中ぺらぺらと話して居ます。
ああワンワン ネー ネンネンネ マンマァ パパッパア バババ
カタカナにするとこんな感じですが、ちゃんと抑揚があって、結構なボリュームで、一日中です。


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2007年7月19日 (木)

娘の教育?



もう直ぐ一歳になる娘は、モロッコに来てから人見知りが盛んになり、私、夫、お手伝いのサイーダ以外の人が駄目になってしまいました。
「こっちにお出で」と言う感じで手を伸ばされるだけで私にしっかりと抱きついてきて「嫌!」と言う顔をします。

困ったものですが、不思議なことに子供同士であれば「人見知り」は全く無い様子です。
毎日従兄弟たちに遊んで貰っているのですが、ちょっと年上のお兄ちゃんが大好きで、自分から立ち上がって抱きついていきます。

軟語で話しかけたり、髪の毛をぎゅっと掴んでみたり、洋服を指差してみたり。
一生懸命、自分からコンタクトを取ろうとします。



大人たちのように、大げさにあやしたりしないのが、かえって良いのかも知れません。


「言葉の問題」

娘が外国人との間に産まれた子供だと知ると、異口同音に「娘さんには何語で話しかけているの?」と聞かれます。
私の母国語は日本語なので、勿論日本語です。
まだ11ヶ月なので、言葉の教育については真剣に考えていなかったのですが、こちらに帰国して数日後、お手伝いさんのサイーダに、「マダム、**ちゃんに話しかけても、ポカーンとした顔で泣くんです。」と言われました。
自分から口に出来る言葉は数語でも、「日本語の発音」を言葉として捕らえているから、アラビア語には反応しないのかも知れません。
話しかけているうちにそのうちに慣れるわよ。
と言って、一週間。
毎日毎日頑張って話しかけ続けていた甲斐があってか、娘はものを指差しながら「ダ!ダ!」と言うようになりました。
ダ!はサイーダが毎日教えているハーダ(アラビア語で”これ”)の事です。



モロッコには、
家庭ではベルベル語を、学校ではフランス語とアラビア語を使う子供など珍しく無いので、こちらの人に相談すると、
「あら、**ちゃんは、日本語と英語とフランス語とアラビア語を学べる環境にあって良いわよね~」
と楽観的ですが、(・・・日本語もフランス語もアラビア語も英語も中途半端になったら・・・)
と内心考えてしまいます。

日本の託児所の面談では、「幼稚園のお受験は予定されていますか?」
などと聞かれ(まだ一歳にもなっていないのに!)と驚きましたが、子供は物凄い勢いで成長するので、そろそろ色々考えなくてはいけないのかなと思います。

「コミュニケーション」

欲しいものを指差して「どうぞ~」と言う/これを取って、と言う意味
「どうぞ~」と言いながらお気に入りの絵本を渡す/読んでという意味
指をくわえる/お腹が空いたという意味
オムツをぽんぽん叩く/オムツを替えて欲しいと言う意味
腕を伸ばす/抱っこして欲しいと言う意味
目をこする/眠いと言う意味

生理的な欲求に関することばかりですが、教えても居ないのに、身振りや簡単な言葉ででこんなコミュニケーションが取れるようになりました。



目をしばしばさせる→それを見ている人が同じような顔をすると喜ぶ。
動物の形をしているものを「ワンワン」と言って指差す。
テレビに映る人や道行く人に「バイバイ」と呼びかける。
携帯電話やスカイプの通話で使うヘッドセットを耳元にもって行く。
他のものを持っていても「モシモシー」と即すと電話で話す振りをする。(でも無言)
車のギヤやハンドルを触りたがる。
私が頭にさしているサングラスを自分の頭に持っていく。
自分の髪の毛を結ぶためのゴムや櫛を頭に持っていく。

こんな事をするようになりました。何でも周りの大人がすることを良く見て、直ぐに吸収してしまいます。


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2007年7月12日 (木)

葉っぱに興味津々

7月*日

五時。
まだ真っ暗な明け方、時差ぼけの娘が目覚めたので私も起きました。
夜中に起こされるよりはましです。

ベッドの中でしばらく遊んだ後、バギーに乗せてお散歩がてら朝食を食べに行きます。



今日はちょっと歩いて、ポストの近くの庶民派カフェへ。
焼きたてのパンとオリーブオイル、アムルー、ミントティ、シディアリ(ミネラルウォーター)のモロッコらしい朝食です。



右側がオリーブオイル、左側がアムルー。
アルガンオイルにピーナッツなどのナッツ類、蜂蜜などを混ぜたハンドメイドのペーストです。



朝食をとり終わっても、まだ朝8時。
仕事先のスタッフが出勤してくるまでにはまだ時間があります。
近所の公園に行きました。

鳥のさえずりの中、オリーブの木の木漏れ日の中を歩きます。



高い高い!葉っぱに興味津々。






こんなに歯が生えてきました。
もう何でも食べられそうです。




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2007年7月 9日 (月)

ウーリカで水遊び



本日は日曜日。
夫の家族達とウーリカに行って来ました。

ウーリカは、マラケシュから車で一時間ほどの所にある渓流沿いの小さな村です。
涼しいので、夏の間は、ウーリカからマラケシュまでの道は車が数珠繋ぎになります。

今日のメンバーは、夫、私、娘、義理の甥(16歳)、義理の兄嫁、その子供達(5歳・2歳)夫の姉の娘とその子供達(6歳・2歳)の総勢10人!



私達夫婦だけでウーリカに来るときは、レストランカフェで適当に食事をして帰るのですが、今日は「モロカンファミリーご一行様」と言う感じなので、ココット(圧力鍋)にお肉の煮込みを作ったものと冷たいメロン、敷物、道中で買ったプルーン、シディアリ(ミネラルウォーター)を持参していきました。
何時ものカフェに行き、よしずで作ったコーナーを一区画借ります。



そこに敷物を敷いてもらい、最後に持参した毛布を敷きます。
子供達は早速泳ぎに行きたくて仕方が無い様子ですが、「食事が終わってから」と牽制されています。
ランチの内容は、ウーリカの美味しいお野菜で作ったサラダ、お野菜たっぷりのタジン、それから持参した肉の煮込み、デザートはメロンとプルーン。
広げた瞬間から物凄い勢いで無くなるので、食事の写真を撮り損ねてしまいました・・・

私達は、ココットしか持って来ませんでしたが、周りのファミリーを見ていると、道中で買って来たと見られるお肉やお野菜を広げて、一からタジンを作っている人たちも沢山居ました。
彼らは車にタジン鍋、携帯用ガス、ナイフ、ちゃぶ台、お皿、クーラーボックス、飲み物、敷物など一式を積んでやってきます。
タジン鍋でタジンを作るのには中々時間が掛かるのですが、朝からやってきて、タジンを作って、出来上がるまでの間子供達は水遊びをし、大人は昼寝をし、お昼過ぎに出来上がったタジンを食べて帰る。中々素敵な日曜日の過ごし方だと思いませんか?






娘もしっかりとタジンの野菜やパン、果物を頂き満足げです。



食後、子供達は水浴びへ。
木の枝で作った橋から飛び降りたり、ざぶざぶ泳いだり。
子供達のお目付け役に連れてきた16歳の甥も、子供の顔になって楽しんでいます。







大人だけで来たら、川があって涼しくて良いね~で終わるウーリカ小旅行も、子供達と一緒に来ると、彼らの興奮や楽しさが伝わってきて、大人の私にとっても特別な一日になります。



娘にも従兄弟達の興奮振りが伝わるようで、近くに行きたがるので、足や手を水に漬けてみました。



キラキラを反射する水の流れや、その向こうに透けて見える石の色を不思議そうに見つめます。



クタクタになるまで遊び、夕方ウーリカを後にしました。
帰りの車の中では子供達は全員熟睡。楽しい日曜日でした。

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2007年7月 5日 (木)

従兄弟大集合

夫の実家はモロッコの南部にある。
物凄く暑いので、ここ数年は、夏休みになると働いている大人以外の家族をマラケシュに招待している。
「家族」と言っても、モロッコの家族は大家族で、どこまでを一家と数えるの?と思う位幅が広いので、大体10人くらい滞在する。
我が家はマンションで勿論泊まれないので、家具付きのマンションを数ヶ月だけレンタルして、そこに一家で移動してくる。

娘が産まれる前は、正直言って共通の話題を見つけることも大変だし、あまりべったりと親戚付き合いする事が好きではなかったのだけれど、娘が産まれてからは、出来るだけ沢山の従兄弟達と仲良く育って欲しいなあと思うようになった。我ながら勝手だなあと思うけれど。

モロッコに帰ってきてから、夫以外のモロッコ人には中々馴染めないように見える娘。
日本では、毎日決まったスケジュールがあり、落ち着いて生活していたのに、こちらに来てからは、(時差のせいで)訳の分からない時間に眠くなるし、お腹が空くし、訳の分からない言葉で周りの人々が話しかけてきて、いきなりキスするし、と言う感じだろう。
見るからに混乱した感じで、日本では殆ど泣かない子だったのに、随分泣いている時間が長い。
落ち着くのは私の胸の中に居るときだけ、と言う雰囲気で、常にしがみ付いている。

じきになれるだろうと思うものの、娘も可哀想だし、私も仕事をしなくてはならない。
さあ、どうしようか。
そんな事を感じながら、夫の家族が住むアパルトマンへ。
どんなに優しい雰囲気で話しかけられても、モロッコ人の大人には打ち解けなかったのに、2歳半の従兄弟が近づくと、驚いた事に自分から手を伸ばして「遊ぼう」と言う感じで誘いかける。



従兄弟の方は、小さい子なりに優しくしてやろうと思ってくれているらしく、娘が髪を引っ張ろうと、のしかかろうと、抱きつこうと我慢してくれている。



大人には相変わらず打ち解けないのに、あっという間に子供達とは仲良くなってしまい、自分の「いないいないばー」の絵本を自慢げに「ば!」「ば!」と言いながら開いて従兄弟達に見せている。






モロッコに来てからまだ数日とはいえ、夫や私と関わっているとき以外に良い笑顔が見られるのは久しぶり。
ずっと泣きっぱなしだったら、どうしようかと心配していたので、身近に遊び友達が出来て本当に良かった。
しばらくの間、毎日ランチに通わせて貰う事になりそうだ。


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2007年7月 4日 (水)

マラケシュ一日目

翌日

マラケシュの自宅にたどり着いたのは、夜中の二時。
久しぶりの自宅は、知っている家なのに、何だかなじみが無いような気がして不思議な感覚です。

娘も私も疲れていましたが、時差ぼけであまりよく眠れません。6時には目覚めてしまいました。
9時にお手伝いさんのサイーダが出勤してきました。
三ヶ月ぶりの再会です。
娘に会うことを非常に楽しみにしていてくれたようですが、残念ながら泣いてしまいました。



気を取り直して、お買い物へ。
廊下の電気が一つ切れていたり、冷蔵庫が空っぽだったり、お気に入りの石鹸のストックがなくなっていて、どぎつい色のものに変わっていたり、食器類が何となく埃を被っている感じだったり。
この三ヶ月間、主人が1人暮らしをしていて、お手伝いさんも通ってきているはずなのですが、それでも主婦が居ない家と言うのは、なんと言うか、生活は確かに出来るのですが、潤いが無い、かさ付いた雰囲気になるものだなあと思いました。

早速色々仕入れるために主人と娘と三人で、スーパーへ。
洗剤、シャンプー、石鹸、ミネラルウォーター、ジュース用のオレンジ、果物、お茶、コーヒー、お野菜、スパイス類などなど。
大きなカート一杯にお買い物。

娘はパン売り場のおばさんにクロワッサンを貰ってご機嫌です。

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2007年7月 3日 (火)

モロッコまでの24時間



30日のフライトで日本からモロッコに帰ってきました。
帰国前の一週間、するべき仕事や考えなくてはならないことが沢山あるのに、ふと気がつくと考えてしまうのが、
・・・・フライトは大丈夫なのだろうか。
と言う事。

今回の帰国は、私とスタッフと娘の三人。
娘はもう直ぐ11ヶ月で、ハイハイ&人見知り全盛期。
毎日通っている託児所の先生と私の父以外の知らない人の抱っこは苦手。

「今度帰国するんです。」
「飛行機はどのくらい掛かるのですか?」
「パリまでが三時間、パリで3時間のトランジット、モロッコまでが更に3時間です。」
と言うと、殆どの人が「まあ、・・・娘さんまだ小さいですよね。頑張って下さい。・・・・(無言)」

_____________________________________

当日。

7:00
娘に起こされました。
今日のフライトは12時。
8時半にタクシーを呼んで居るので、今から色々と準備をしたいところですが、朝、起きたらベッドの上で少し遊んでやる事が日課になっているので、娘は早速「いないいないばあ」の本を手に持って期待に満ちたまなざしでこちらを見ています。
仕方が無いので30分ほど遊んでやります。


8:00
今回モロッコに一緒に帰国する予定のスタッフが到着。
「うわ~**ちゃん大きくなりましたねえ!」
と娘を見て一言。
前回モロッコから日本に帰国するときも一緒で、その時は大して人見知りもなかったので随分あやして貰ったけれど、今回は無理かなあ・・・
何とかスーツケースを閉じ、スタッフが買ってきてくれた朝ごはんを食べ、娘に食事をさせて出発準備完了。

8:30
マンションのフロントに降りると、お願いしてあったワゴンタクシーが到着しています。
ワゴンタクシーと言うのは、「ハロートーキョー」と言うタクシー会社のタクシーで、大型なのに料金は同じ青山から成田までであれば定額で19,000円で行ってくれ、定員は6人くらいです。事前にリクエストしておけば、チャイルドシートも用意してもらうことが可能でした。
私達は大人2人+チャイルドシート。それに巨大なスーツケース一点、普通のスーツケース一点、持込用二点、ベビーカーのブガブー一点。
日本に来てからは、タクシーで移動する事が多く、娘の指定席は私の抱っこです。
そろそろチャイルドシートに慣らさないと、大変かも・・・
今回は成田までの高速なのでリクエストしてみました。

コンビのチャイルドシートは中々乗り心地が良さそうで、楽しそうに窓の外の風景を見ています。

9:30
だんだん退屈してきたのか、チャイルドシートから降りたがるので、持参の絵本を読んでやったり、おもちゃで遊んでやったり。
途中で号泣しだしたので、仕方なく降ろして授乳しているうちに眠ってしまい、成田に到着。
あああ。タクシーなので法律的には抱っこでもOKですが、本当は泣いたから降ろしてやるというのは最悪。
そう思いつつも、これからの長旅を前に私も娘も疲れ果ててしまうのも困るので、少し妥協しました。

10:00
成田到着。
何だか既に疲れているような気がしますが、気のせいと言う事にして、車を降ります。
チェックイン手続きに直行。
ここでバギーも預けて下さいと言われたらどうしようか・・・
と思って居ましたが、「ベビーカーは搭乗口で良いですよ」と言われほっとします。
娘はまだ一歳前ですが、体重は9.6キロ。小さめの二歳児くらいの体格です。
勿論スリングは持って来ましたが、これからずっと抱っこでは疲れ果ててしまいます。


11:30
搭乗。
スクリーン前の三人掛けの席を私、スタッフ、娘の三人で使うことが出来ラッキーでした。

離陸後、パシュネットが取り付けられます。
娘が飛行機の乗るのは今回で三回目です。回は10キロの体重制限ギリギリ。
座ることは出来ても、寝かせる事は難しいかもしれません。
そう思って入れてみると、何とかギリギリ入りましたが、座ると座高が高く、頭から落ちてしまいそうで目が離せません。


パリまで11時間。
毎日物凄く活発に過ごしている娘が、我慢できるかどうか心配でしたが、出発後、食事が始まる直前にいきなり眠ってしまいました。
機内は低気圧。
このまま眠り続けてくれれば・・・と思いますが、食事のトレイが下げられる音で目覚め、その後は一睡もしませんでした。
泣かないだけ助かるのですが、私にしっかりとしがみ付いて離れません。
ひたすら欲しがるのでずーっと抱っこで授乳しっぱなしです。
だんだん足の感覚が無くなってきたので、少しだけ床に降ろしてみようと思いますが、よく見ると機内の床には小さなごミが沢山落ちています。


11時間後パリ到着。
私は殆ど一睡もできませんでした。
娘も合計2時間くらいしか寝て居ません。

シャルルドゴールでは、赤ちゃん抱っこの私達はさっと優先的に通してもらえたり、「コッコー」と語りかけてあやしてもらえたり、「トレミニヨン!可愛いわね!」と言ってもらえたりして、娘&私達の周りは善意に溢れた雰囲気に溢れて居ます。

モロッコに関わりだしてから年に何回もエールフランスを利用して居ますが、妊娠する前は、あまり良いイメージがありませんでした。
職員の人がつんけんしていたり、つまらない事にこだわっているように見えたり、意地が悪い人に当たってしまったり。
それが、妊婦になってからは随分親切にされることが増え、赤ちゃん連れで旅行するようになってからは、最高のVIP扱いをされている気がします。

それも、マニュアル通りの待遇ではなく、本当に子供が可愛くて仕方が無いとか、子供が大好きな人々が、心から親切にしてくれる、と言う雰囲気です。
サービス業としてそれで良いのかどうかは置いておいて、この人たちは本当に自分の気持ちに正直な人々だなあ・・・と思います。

◆ブガブーの検査


成田では、赤ちゃんを乗せたまま人が通る通路を通ればよかったけれど、パリでは分解してエックス線を通すように言われました。
大人2人&赤ちゃんだったので、特に問題はありませんでしたが、大人1人&赤ちゃん1人だったとしたらちょっと大変です。

◆パリ・シャルルドゴール





今までは、成田→シャルルドゴール (移動又は数泊) オルリー→マラケシュ
と言うルートで移動する事が多かったのですが、今回はカサブランカ→マラケシュ間の高速が開通したので
成田→シャルルドゴール→カサブランカと言うルートで移動しました。

シャルルドゴールでは、3時間半のトランジット。実質2時間くらいでしたが、一度出国し、荷物が出てくる所でブガブーだけ受け取り、ターミナルF出国階のマキシムで濃いエスプレッソを飲み、免税店でお買い物をし、入国し、搭乗口でブガブーを預けました。

抱っこで頑張ろうかとも思いましたが、娘抱っこ&手荷物では、移動だけでも大変で、とてもゆっくりとコーヒーを飲んだりお買い物をしたりする気持ちにはなれません。
機内で11時間抱っこし続けた後だったので、バギーがあることが非常にありがたく感じました。


◆パリ→カサブランカ

日本行きと同じシャルルドゴールターミナル2Fから出発です。
パリ→マラケシュ路線は、フランス人の観光客が殆どで、「これからバカンス!」感一杯のちょっとはしゃいだ大人たちで一杯ですが、今回使ったパリ→カサブランカ路線は、帰省のモロッコ人が中心らしく雰囲気が全く異なります。

搭乗口辺りに行くと、スカーフ姿の人々、アラビア語のモロッコ方言で大声で話す人々、あらら、ここは既にモロッコだわ・・・
と実感させられる濃い世界が広がっていました。

機内に乗り込むと、あちらこちらから子供の声、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。
後ろの席ではアラビア語の歌を歌ったり、テーブルを使って太鼓のようなリズムを取っている大人が居たり、で超ローカルな雰囲気。
あれ、この雰囲気って、ローカルの民営バスみたいな・・・
東京の気取った世界から、一転、濃い世界にやってきました。

パリまでは、「あら~可愛いわね~」と構ってくださる方が多く、ちやほやされていた娘ですが、赤ちゃんの数がやたら多いこの機内では、完全にワンオブゼム。
赤ちゃん用のシートベルトも機内食(離乳食)も、こちらがアピールしないと忘れられる所でした。

フライトは三時間。
普段だったらあっという間なのですが、自宅を出発してから殆ど寝ていない上に、ずっとひざの上に娘を抱き続けている、その上にずっと授乳し続けているのでもうフラフラです。
学生時代に一度いためた事がある腰もピリピリし始めています。

◆カサブランカ

ふと思い窓の外を見ると、満月でした。
スペインの海岸線近くを飛んでいるらしく、海辺の町の光と、真っ暗な海に落ちる月の光が幻想的です。
こういう広い風景を見ると、ああモロッコに戻ってきたなあと実感します。

到着後、長い入国審査の列に並ぶ事を考えてうんざりしていると、「あなた達はこちらに来なさい。」と、優先レーンに案内されました。
当たり前と言えば当たり前なのですが、モロッコの空港でこういうきちんとした対応をされると、それだけでとても嬉しくなります。
入国すると、主人が迎えに来ていました。
おうちを出てからほぼ20時間。
これからマラケシュへの移動をあわせると24時間。丸一日です。
モロッコは地球の反対側。やっぱり遠い国だなあと思います。

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