2007年10月 2日 (火)

アロウ

◇アロウ



どこの国で育った赤ちゃんも何故か携帯電話が大好き。
日本では「モシモシー」と私が言うと、何故か「緊急事態発生!」と言う感じでサッと受話器や携帯やリモコンやその他形状が似たものを耳に当てる姿がおかしかったのですが、モロッコでは、「もしもし」じゃなくて、「アロウ」と言いながら電話に出るようになりました。それも、「ア」のところにしっかりアクセントが付いているモロッコ風。


「マラケシュフォトダイアリー」

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「ディアモロッコのもの作り」 

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ディアモロッコ/宮本 薫

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2007年10月 1日 (月)

コナマイキな子マダムたちに混じる娘

◇コナマイキな子マダムたちに混じる娘/9月*日

日本帰国の前々日、友達の家にランチに行って来ました。
共通の友人+子供達の賑やかな集まり。
8月は皆バカンスで留守で、新学期を前にやっと帰ってきたと言うのに、私は明後日から日本です。



庭の子供用プールではしゃぎまわる子供達。
娘は泳ぎませんでしたが、少し年上のお姉ちゃん達のペットにされていました。



今度帰国した際には、もうちょっと遊べるかな。
娘のお友達たち、ちょっと前まで子供と言うよりは赤ちゃんよりだったのに、あっという間に大きくなって、びっくりです。


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2007年9月29日 (土)

あんよとおまる

8月25日



「久しぶりね」
「そう言えばもう娘さんは歩くようになった?」
「いいえ。未だなの。」
最近、モロッコ在住の外国人の友達達がバカンスから帰ってきて電話をくれるのは嬉しいのだけれど、毎日のように「もう歩いた?」と聞かれる。
娘が八月で一歳になったということを覚えてくれていることは嬉しいのだけれど、毎日「未だなの」と答えていると、ネガティブな気分になりかける。

きっといつか突然歩き出すのだろうから、焦らずゆっくり見守りたいと思う。
ここ数日のお気に入りは、娘が落ちても危なくないように低くしているベッドのマットレスから、後ろ向きにそろりそろりと自分で下りて、また匍匐前進の姿勢で自分で上がる事。




◆トイレトレーニング

トレーニングと言うわけではないけれど、7月後半にオマルで排泄して以来、毎日順調にオマルを使っている。
オムツに排泄すると気持ちが悪いらしく特にウンチの方はオムツにすることは殆どない。(8月に入ってからは病気のときの一回だけ)
おしっこは旅行中はオムツにしていることも多かったけれど、家では殆どオマルでする。
マラケシュは乾燥しているので少々オムツにしたところで直ぐにサラサラになってしまって気がついていないのかも知れないけれど。

モロッコでは、赤ちゃん用の普通のパンツは、なんと六ヶ月用から売られているので、日中だけパンツと言うのもやってみようかな・・・と用意はしてあるものの、飛行機での長時間の移動を控えている今、オムツ嫌いになられても困るので、保留中だ。

自分から自発的に教える事は少ないけれど、「チッチある?」と聞くと、おまるに座りたいときは、オムツの所を指差したり、おまるを見て「アーダアーダ」と積極的に手を伸ばす。
何も無いときは、ふんぞり返って嫌がって絶対に座らない。
が、最近は「おまるに座って足を前後に動かして進む」と言う遊びを開発してしまい、何も無くても座りたがる。

朝起きると、まずおっぱいで、その後直ぐにおまるに座らせる。
シャーっと良い音をさせておしっこをした後は、自分で「うーんうーん」と声を出しながらいきむ。
この様子を見ていると、「二歳以下の赤ちゃんには排泄をコントロールする機能は無い」と書かれている育児書がうそである事が分かる。
どう考えても、「ここは排泄する場所」ということを理解して、自分の意思で排泄しているので、これを「排泄のコントロール」と言わずして、何がコントロールなのだろう?と思う。

日中は大体二時間おき位に、おまるに座らせている。
出るときもあれば出ないときもあるけれど、出ると拍手して喜んでやると本人も拍手して喜ぶ。
立たせると、おまるの中身を確認したがるので、指差して「凄いねー」とまた喜んでやると、また手を叩いて喜ぶ。

旅行中は、嵩張るからと思い持っていかず、最初は大人用のトイレで私が支えてやっていた。
本人は、大人用トイレが排泄をする場所である事は直ぐに分かった様子だったのだが、足がつかないせいか、中々でなくて可哀想だった。
途中で家で使っているのと似たものを見つけて、10DHと破格の値段だったので買って座らせるととても喜び、早速排泄していた。

所で、もう直ぐ日本に帰国するので、日本でもおまるを準備しなければと思いネットで探しているのだけれど、中々良いものが無い。
出来るだけ今使っているものと形状が似ている方が良いと思うのだけれど、なんだかいろいろごてごて飾りが多かったり、持ち手が付いていたり。
唯一、「あ、これ良いな」と思ったベビービョルンのおまるはどこも売り切れ中。
うーん、結構重要なアイテムなので、買って持って帰っても良いのだけれど、一々「これはオマルです」って説明するのも嫌だし、何か良いものは無いかしら。

モロッコの赤ちゃんのオムツ外しの時期は赤ちゃんによって随分ばらつきがある。
1歳半で完全に外れている子が居るかと思えば、3歳でもオムツの子も居る。
やっぱり布オムツの子は早くて紙おむつの子は遅めらしい。

ちなみに少し前まで紙おむつは非常に高級品と言うイメージがあったらしいが、モロッコでも紙おむつを使う家庭がとても増えている。

紙おむつ=赤ちゃんにお金を掛けている=愛情の表現
紙おむつ=洗濯しなくて良いから楽

など色々理由がある様だけれど、バンバン替えるには値段が高いので、一枚単位で買ってパンパンになるまで替えないとか、普段は布オムツなのに人前では紙おむつとか、色々とモロッコらしい紙おむつの使い方も見かける。

娘はずっと紙おむつだったけれど、最近はウンチをオマルでしてくれるようになったので、布オムツでも良いなあ、でもモロッコでは布オムツ売っていないし、さらしで作るのも面倒だし、一層の事いきなりパンツ?などと思いながら、夫の親戚に「日本では布オムツの方がお洒落なのよ」と言うと、「何でも行き過ぎると昔に戻りたがるのよね。モロッコは未だ行き過ぎていないから、私達は紙おむつが良いのよ。」と笑われた。


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2007年8月 2日 (木)

一歳のお誕生日

一歳のお誕生日




8月2日
娘が一歳になりました。
夫の家族がマラケシュに勢ぞろい中なので、彼らが滞在中のマンションでお祝いをする事になりました。(人数が沢山居すぎて、我が家まで移動してくるだけで大変!)

私が子供の頃、母は毎回かなり盛大なお誕生日会を開いてくれました。「盛大」と言っても、豪華とかお金が掛かっているとか言うのではなく、手間と時間の掛かったパーティです。
毎年、お誕生日の時期になるとキラキラの「HAPPY BIRTHDAY」と書かれた飾りや飾りの布やピエロの帽子などが登場し、折り紙のリングで綺麗な飾りを作り、部屋中を綺麗にデコレーションしてくれました。
パーティでは、楽しいプレゼント交換や、歌やゲームなど、楽しい思い出と写真が沢山残っています。

さてさて、初めてのわが娘のお誕生日です。
記念すべき一歳のお誕生日。まだお誕生日パーティ風にしても分からない年齢なので、家族で大人向けのパーティにするのが普通なのかも知れませんが、せっかく娘の従兄弟達が沢山集まっています。娘と数日違いのお誕生日の従兄弟もいるので、一緒に子供向けのお祝いをする事にしました。

と、張り切ってスーパーにお買い物に行ったのですが、手に入ったのはピエロの顔の紙皿、バースディ柄の紙ナプキン、子供向けの柄のテーブルクロスのみ。
クラッカーも、飾りを作るための折り紙も、ピエロの帽子もハッピーバースディと書かれた飾りもありません。
・・・・自作で作ろうにも、色の付いた紙さえ無いのでどうしましょう。

従兄弟達にお菓子を配りたいのですが、それを可愛く入れるための袋もありません。
・・・・どうしましょう。
とりあえず、お菓子を山ほど買って帰宅。
どうしようかしら・・・とお手伝いさんに相談すると、透明のビニールに入れて、ラッピング用のリボンをマルシェで買ってきてくれました。
お菓子セットを10セット作ります。


当日朝。
娘はお手伝いさんとお留守番して貰い、夫と出掛けます。
まず、鶏を五羽、ブロシェット(くし焼肉)のフィレ肉を2キロ買いに行きます。
それからお気に入りのケーキ屋さんに向かったのですが、残念ながら夏休みでした。
仕方が無いので別のケーキ屋さんに行き、2ホール予約。
あ、風船があったら可愛いかも!と思いつきで風船を二袋買い、帰宅しました。

ディアモロッコのスタッフ二人と、夫と娘とお手伝いのサイーダで家族が住むマンションへ。
子供達が続々と迎えてくれます。



風船の袋を渡すと早速喜んで膨らませてくれます。
小さい子供達は、風船だけでも盛り上がるらしく、走り回って喜んでいます。
普段だと、夫がいるところで走り回ったり、騒ぐとビシッと怒られるのですが、今日は特別。
子供達が主役の日です。



即席の割には中々可愛いデコレーションになりました。





娘も大喜び。



飾り付けが終わった所で、ランチを頂きます。



子供も好きなお祝い料理と言うとやっぱり鶏の丸焼き。
と言っても、本日の主役の娘は未だ食べられないので、トマトのサラダやお米のサラダを食べさせます。



ランチが終わったら、ケーキ登場!
娘は眠そうですが、周りの子供達は目を輝かせて喜んでいます。
「ハッピーバースディトゥーユー」の曲は、モロッコでも同じで、アラビア語&フランス語バージョンで歌います。







ケーキを配り終わった後、親戚一同でお祝いの歌を何曲も歌ってくれました。
勿論ザカリート(アラブの女性がお祝いのときにレロレロレロと舌を震わせて出す音。)付き、手拍子(と言うか立派なハンドクラッピング)付きで、最後にはクラッカーの変わりに風船をパンパンパン!と割り大盛況のうちにパーティが終わりました。

マラケシュなどの都会の一部では子供のお誕生日パーティを行いますが、田舎では子供の数が多いためか、まだまだ子供一人ひとりのためのパーティなど行われません。
上手くパーティらしい雰囲気になるかなあ・・・とちょっと心配していましたが、杞憂でした。
そう言えば、お誕生日会こそしないものの、モロッコの田舎では冠婚葬祭は全て自宅で行われます。
結婚式や婚約式だって自宅で行い、100人分のお料理を近所の女性達に手伝って貰いながら作るわけですから、鶏の丸焼き5羽分などなんと言うことなく作れてしまうのです。
お祝いの歌も、結婚式や婚約式で歌うものをアレンジして色々歌って貰いました。
娘の幸せや健康と共に、「次は男の子に恵まれますように」と言う歌詞なども織り込まれていて、ちょっとドキドキしましたが、何はともあれ沢山の人々にお祝いして貰いとても幸せな気持ちでした。
途中から娘はちょっと眠そうだったのですが、他の子供達が風船やお菓子袋やケーキやご馳走、パーティの雰囲気に大はしゃぎで、素敵でした。


子供が産まれて、健やかに育つと言うことは、それだけで素晴らしい事だなあと心から思います。
これからも毎年幸せな誕生日を迎えられますように。

ディアモロッコ/宮本 薫

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