スーク(市場)でお買い物

日本に帰る前に、知り合いや友人にお土産を買うためにスーク(旧市街の市場)に行きました。
周りは雑貨好きが多いので、何を選ぼうか悩みます。

スークの入り口近くにあるオリーブ屋さん。
もともとオリーブは苦手だったのに、モロッコに来てからすっかり好きになりました。
一つ一つのお皿ごとに少しずつ味付けが異なります。
今まで食べた中で一番美味しかったのは、シフシャウエンのどこにでもありそうなカフェで出てきたもの。
産地が近いからでしょうか。
こちらはタンジーヤというマラケシュの郷土料理を作ってくれるお店。
手前の素焼きの壷の中にお肉又は牛の足をぶつ切りにしたものとスパイスなどを入れ、超低温のオーブンで何時間もかけて煮込んだもの。
牛の足はコラーゲンたっぷりでいかにも美容と健康によさそうですが、独特の臭みがあり苦手なのですが、お肉の方はとろとろに柔らかく美味です。
夕方のスーク。
お店の手前に並んでいるのは、いかにもお土産と言う感じの安物ばかりですが、スークの光の中で見るとカラフルでとても綺麗です。
これはモロッコ独特のラッパ(?)
カウンターのランプシェードにして並べたら素敵そう。
フェルトのバッグやさん。
モロッコのフェルトは厚みがありすぎ、重いので商品にするにはどうかな・・・
といつも躊躇してしまい、ディアモロッコでは取扱いに至っていないのですが、(昔々何年も前に少しだけ扱った事があります。)
遠目に見るとカラフルで素敵です。
最近はせわしなくなった新市街とは異なる、ゆったりとした時間が流れています。

標識も素敵ですね。

しばらく来られないから、と思い色々見ているうちに日が暮れてきました。
最初は自分のお土産を買うつもりが、結局一点物の商品の買い付けもしてしまい、すっかり遅くなってしまいました。
メディナでは、ゆったりとした時間が流れているためか、スークに来るといつもあっという間に時間が経ってしまいます。
新市街で何か買い物をするときは、「これ下さい」「幾らです」で終わりますが、ここでは一々、交渉しなくてはなりません。
最近は行政指導で値段を書いた紙が張られていますが、それでも定価なんてあって無いようなもの。
マラケシュに住んで何年も立つのに、ツーリストプライスで買うのもばかばかしいけれど、値切りすぎても商品のことをまったく知らない素人だと思われてしまいますし、お店の人や作った方に失礼です。
いつも、まったく新しい物を買うときは、原材料の原価を考えてみたり、職人さんの工賃を考えてみたり、以前買った似たようなものの値段を思い出してみたり、頭を使います。
同じように見える商品でも、安物の革で作られているものと、しっかりとした革で作られているものでは値段がまったく違うし、仕上げの職人さんの腕によってももちろん違います。
最近のディアモロッコの商品は、自社で抱えている職人さんに作ってもらうことが多いので、スークで値段交渉をして販売用の商品を買うことは少なくなりました。
でも、こうやってスークを歩いて丁寧にお店を見ると、まだまだご紹介仕切れて居ない素敵なものがたくさんあることに改めて気がつきました。
今度マラケシュに戻ってきたときは、一点物に注目してみようと思います。
もしかしたら10年後には職人さんが居なくなってしまうのではないかと思われるような手の込んだもの、職人技が光るものに注目してみたいと思います。
ディアモロッコ/宮本 薫
http://www.dearmorocco.com/
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