2007年9月 2日 (日)

北部の旅 12_カサブランカ生地問屋街

カサブランカ生地問屋街



アルジャディーダの滞在を終え、北上します。
途中、カサブランカの生地問屋街へ。
この町には様々なものの問屋が集まる「ダルブオマール」と言う一角があり、生地以外にも、プラスチック製品、衣類、キッチン用品、レストラン用品などありとあらゆる問屋が揃います。あまり治安が良くないといわれている地域なので、外国人のみでの散策はお勧め出来ませんが、非常に面白い地域です。

さて、そのダルブオマールに到着した私達は、まずこの一角に住む夫の友人宅にお邪魔します。
生地を見ている間、娘や子供達、姪、お手伝いのサイーダを休憩させて貰うためです。
どこに行ってもお友達ネットワークがあるのがモロッコの凄い所です。

新しい家具を入れたばかりの新築マンションのお宅で、鳥の丸焼きやプルーンのタジンをご馳走になります。
昼食後、お店が開く時間まで一時間ほどあったので、男性陣はタバコを吸いに出掛けました。
残された私達、「女子供」。
甥が、好きな音楽のCDを見つけて、音楽をチェンジすると、姪とサイーダがいきなり踊りだしました・・・・
「自宅のように寛いでいて」
と言われましたが・・・・いきなり踊りだすとは。さすがモロッコ人女性。
何故かハイテンションで踊る二人と、それを見て大喜びの子供達。娘も手を叩いて喜んでいます。
中途半端な年齢の甥は、1人ハラハラした顔で窓を閉めたりカーテンを閉めたり鍵を掛けたりして居ます。(外から見られると困るため。)

一時間ほどして一服した夫達が帰ってくると、2人とも何事も無かったかのようにスカーフを被っておしとやかに子供達の相手をし始めました。
モロッコの男達が外で難しい顔をして、男同士肩肘張っている間に、女達はこんな楽しいことをしているのかと思うと、なんだか可笑しくて笑ってしまいそうでした。


さて、4時近くになって、そろそろお店も開く時間なので問屋街へ出掛けました。
この地域に来るのは久しぶりなのですが、やっぱり良い感じの生地が沢山ありました。
一緒に行ったディアモロッコのデザインを担当して貰っている外部スタッフも、ワクワクした顔で生地を見ています。

私とスタッフがじっくりと生地を見ている様子を見て、疲れたらしい夫とそのお友達達は、あるお店で私達を待っていることになりました。
「早くしろ」だの「こっちの方が良い」だの言われると集中して見られないので、スタッフと2人のほうが良いわと思って歩き出すと、素敵なお店が目に入りました。
探していた雰囲気にぴったりの青系の花柄の生地を購入する事にしました。

いつも、マラケシュでものを仕入れる時はサンプルだけ自分で買って、その後の発注はスタッフ任せなので、20メートルのインテリア生地がどのくらいの分量で、どのくらいの重さなのかと言うイメージもなく、(20mだと、バックが60個くらいだから・・・)と考えて「20mお願いします。」
と言ってしまいました。
そうすると、どんどんどんどんロールから引き出していって、はさみを持ったおじさんの足元には結構な生地の山が出来ています。

出来上がったパケットは、直径50センチほどもある大きなロールでした。
「1人でさっと運んだ方が早いから持ちます!」
とスタッフがさっさと持ち上げてしまい、通りを歩き始めました。
店の前には荷物を運ぶための手押し車を引く人々も居たのですが、彼女の勢いの良さに声も掛かりません。
100メートルほど歩いた所で、私達を案内してくれていたおじさんが走ってきてくれ、交代してくれました。

こんな感じで、生地を2種類20mずつ買いました。
中々素敵なお買い物が出来ました。この生地を商品化するのは、今年の秋以降になりそうですが、どんなものが出来上がるのか今から楽しみです。


写真は、問屋街の中にある房飾り専門店。
好きな色を指定して、好きなデザインで作ってくれます。
元々は、サロンモロカンやカーテンの端に使うものですが、今度出す、ディアモロッコの新作アラビアンバッグに少し使っているので、見に行きました。
やはりマラケシュよりもカサブランカの方が種類が豊富で面白かったです。
今日はこれからアシラに行く事になっていて、あまりゆっくり見られませんでしたが、またモロッコに帰国した時にゆっくり見に行こうと思います。


「ディアモロッコのもの作り」

http://dearmorocco.cocolog-nifty.com/mono/

ディアモロッコ/宮本 薫
http://www.dearmorocco.com/

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2005年12月 4日 (日)

◆カサブランカ&ラバト出張

11月*日
ラバトまで一泊二日の出張に行って来た。
マラケシュ~ラバト間は車で4~5時間ほど。
夫が一人で行くときは日帰りで帰ってきてしまうこともありますが、さすがに私が一緒なので一泊二日で。
午前中に夫がマラケシュの役所で必要な手続きをし、お昼ごろ出発、道中ランチを頂き、夕方には到着。
という予定がやっぱり遅れて結局出発したのは午後4時過ぎ。
マラケシュを出てしばらくすると雨が降り出した。
私も夫もランチをまだ頂いていなかったので、途中の町で食事。
車から降りると冷たい雨。
道行く人々は暖かそうな厚地ウールのジュラバで完全装備。



寒い寒いと言いながら頂いたのはケフタとシバのお茶。
シバと言うのは日本語では多分ニガヨモギ。
寒い時期にミントティのミントの代わりにお茶に入れて頂く。
独特の香りがあり、慣れるまでは飲みにくいけれど、非常に体が温まり、癖になる味。
冬になると好んで飲む人が多く、「お茶」と言うと、「ミント?シバ?」と聞かれる。



雨の中急いで食事をして車に戻りラバトを目指す。
モロッコの道は街頭が無いところが多いので、雨が降るとこんな感じ↓
60キロくらいでゆっくり走る。



翌朝、夫は外務省へ書類の手続きに行き、私はホテルでのんびり朝ごはん。



パッキングを済ませチェックアウト。

【ソフィテル・ラバト】
こじんまりした居心地のよいホテル。
ラバトではいつもここに泊まる事にしている。



帰ってきた夫と共に川沿いのレストラン「ジャン・ピエール」へ。
ここもラバトに来るたびに食べにくるところ。
内装などは特に見るべきところが無いのだけれど、美味しいのでいつも窓際の席は予約で一杯。
この間はモロッコの大臣達が普通のお客さんに混じって食事をしていた。







この店のスペシャリテは他にもあるのだけれど、夫と私はいつもワンパターンにパエリアとフリットの盛り合わせをお願いする。
今日もとても美味しかった。

食事の後は、夫は外務省へ。私はタクシーで日本大使館へ。
簡単な書類の手続きだったのであっという間に終わってしまい、大使館を出ると運良くタクシーが止まってくれたので、またソフィテルに戻りラウンジで読書をしながら夫の帰りを待つ。
私は簡単に済んだけれど、彼の方はお役所的なたらいまわし&連休前のすごい人ごみ、その上携帯電話でマラケシュスタッフに仕事の指示をしながらという事でちょっとお疲れ。

時計を見るとまだ四時前。
「アジズ(夫)、買い物をする時間はまだたっぷりあるね。」と私。
「本当に行きたいの?疲れてないの?」と夫。
「疲れているんだったら、ここでコーヒー一杯飲んだら?」と私。

私が行ってみたかったのは、「メガモール」と言ういかにもな名前の新しいモール。
ホテルのスタッフに「どこにあるの?」と聞くと、郊外。車で30分くらい掛かるよ。
と言われて夫はうんざり顔。
「でもほら、男物ももちろんあるだろうし。ちょっと冬物を買わないと。」



ラバトの郊外。
地上二階、地下一階のショッピングモール。
平日の夕方だと言うのに結構な賑わいで駐車場は一杯だった。
地下は食事スペース、一階はお手ごろ価格のアパレルショップ、二階はブランド物という構成。
モロッコらしくて面白いと思ったのは、携帯専門店とサングラス専門店がやたら充実していたこと、子供服専門店が多かったこと、カフタンやジュラバの専門店が何軒かあったこと。
後は普通の小さめのショッピングセンターと言う感じ。

私はもうすぐ日本に出張なので、ここではあまり買わなくても良いかも、とスカートを一枚とカットソー一枚のみ。
結局男物をたくさん購入。
良く見るとあまりたいした品揃えでは無いのだけれど、マラケシュにもこんなモールがあると良いのにな・・・と思う。

モールを出るとすでに真っ暗。
ラバトを出たころから雨が降り始め、途中で霧になった。
対向車のライトでさえ、かなり近くに来ないと見えないほどの濃霧の中、飛ばしていくのはやっぱり民営バス。

ところで、モロッコの言葉で「霧」のことを「ドババ」と言う。
「霧」と言う言葉もロマンチックだけれど、「ドババ」と言うのも別の意味で霧の雰囲気が良く出ている。

【ラバト】

モロッコの首都。政治の中心。普段は国王が暮らしているところで、町の中心部には大きなお役所の建物が立ち並ぶ。
観光で来ても特に見るべきものは無いが、私のようにモロッコで暮らしている外国人が来ると「!ちゃんとスーツにネクタイの人たちがビジネスランチしてる!」「ショッピングセンターがある!」「車が渋滞している!」と、別の意味で観光できてしまいます。

ディアモロッコ/宮本 薫 http://www.dearmorocco.com/

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