2009年11月 4日 (水)

日曜日の小旅行



日曜日の小旅行

日曜日。
今日は、夫婦二組と子供たちの組み合わせで、日曜日の小旅行に出かけました。
目的地はダムのほとりのレストラン。
久しぶりなので楽しみにして居たのですが、やっぱり車が出発してから目的地が変わってしまいました。
ダムの近くに、夫の友達がやっているレストランがあると言う話になり、是非言ってみようと言う事になりました。
でも、その友達の電話番号も、レストランの名前も分かりません。・・・



そのあたりに居た人に、「この近くに『**出身の**さんがやっているレストランがあるはずなのだけれど、どこか知っている?」
と声をかけては、たどり着いたのがここ。






ちょっと60年代風の不思議な雰囲気のカフェ・レストランです。



「ここで待ってて」と言われたので、写真をパチパチ撮りながら待ちます。





「日本では空前のタジンブームらしいね~薫さんのところはタジン輸出しないの?」
なんて会話をしていると、男性陣がやってきて、「やっぱり違うらしい」と言うので退散。
結局、お友達のレストランは発見できず、適当に通りかかったカフェ・ホテルレストランに入りました。
向こうの方にモロッコ人の男性六人組。(全く、モロッコ人の男たちは日曜日だと言うのに男ばかりで・・・)
なんて思っていたら、全員が夫の友人で、やあやあと挨拶をしています。

・・・この予定がない感じ、行き当たりばったりなのに知り合いに会ってしまう感じ。
モロッコですね。



レモンチキンのタジン。



こちらはチキンのシシカバブ。



ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年10月 9日 (金)

ザクロ



モロッコ生活の楽しみは色々ありますが、私が一番好きなことは、郊外や田舎を旅する事です。
モロッコならではの広い空に移り変わる風景、日差しと光を楽しむ事が出来るだけでなく、
季節ごとの果物やお野菜、時には生きている七面鳥や羊、搾りたてのオリーブオイルやアルガンオイルなどが道端で売られているのを見つけては車を止めるのも楽しみの一つです。



ベリー系の果物かなと思って車を止めてもらいましたが、良く見るとちょっと違う感じ。
外側は少し固くてブツブツした食感で、内側はトロッと柔かく甘みがあります。
山の中で採れるのだそう。
この小さな籠一杯で5DHでした。



マラケシュはまだまだ残暑が厳しい感じですが、ウーリカは涼しく、もう泳いでいる人は居ませんでした。
夏の初めにはあんなに沢山いた観光客もめっきり減って、カフェも貸切状態です。



緑の洪水の中でのんびりバーベキュー。
女性陣はお茶&おしゃべり、男性陣はカード。
その周りを友人一家の息子さん(1歳半)と三歳の娘が走り回ります。
特別な事をしている訳でもないのに、緑の中に居るだけで心身ともに癒される気がします。



四カ月ぶりに会う友人の息子さん。
前回会った時はまだ歩き始めたばかりだったのに、今回は走り回って居ました。
ロイヤルブルーのニットのベビー服はあっという間にドロドロに。
ちょっと目を離すと、柵の向こうに行こうとしたり、葉っぱを食べようとしたり。
お母さんは大変そうでした。
男の子はやっぱり活発ですね。

娘の方は、「葉っぱを口に入れる」的な事はありませんが、その代わり「これなあに」攻撃が物凄くて大変。
「ママ、これはなんていうの?お名前はなあに?」「ザクロって言うのよ。」「ザクロ?どうしてザクロって言うの?」「どうしてかしら・・・・」



今年初めて頂くザクロ。
美しいだけでなく、味も最高でした。



ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年6月29日 (月)

帰国直前の日曜日は、やっぱりウーリカ



帰国直前の日曜日

もうウーリカの写真は良いから、どこかほかに行く場所は無いの?
と言われてしまいそうですが、夏のマラケシュ+子連れ+妊婦連れとなると、日曜日に出かけたいと思う場所は限られてきます。
と言うことで、またウーリカに行ってきました。



今日はサラダも自分たちで作りました。
良く熟れたトマト。



トマト、きゅうり、玉ねぎ、イタリアンパセリなどのお野菜を細かくカットして、オリーブオイル、塩、レモンで味付けしただけのシンプルサラダですが、
素材が良いのか、頂く場所が良いのか、かなりの美味しさです。



お肉をたっぷり頂いた後のデザートは、川で冷たく冷やしておいたスイカ。
モロッコのスイカ、大きいですね。
最近は日本の様な丸くて小さなスイカも見かけるようになりましたが、やっぱりこれじゃないと気分が出ません。



男たちは、食後はカードゲーム。



子供たちは石を拾ってみたり、お手伝いしている気分になって見たり。自然を楽しみます。



赤ちゃんの面倒を見てあげているつもりの娘。
この子は毎週のように会う、友人の息子さんですが、次回会う時は随分大きくなっているのだろうなあと思います。


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2009年5月 7日 (木)

小旅行の思い出



小旅行の思い出。

友人Sが買ったアンティークのミントティグラスたち。
モロッコで見ても、中々味わいがあって素敵ですが、アンティークの家具が揃っている彼女の自宅で見ると、更に素敵なのだろうなあと思います。

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2009年5月 6日 (水)

マラケシュのサーキット場



さて、この写真は何だと思いますか?
マラケシュを出たところに建設中のサーキット場です。
何でも5月中旬の初レースを前に急ピッチで建設が進んでいるとか。
周りには五つ星ホテルや高級ショッピングモールなども作られています。



いったいどこが不況なのか良く分からない最近のマラケシュ。
オープンの暁には、世界中のセレブが集まるのでしょうか。



観覧料は、2000DH程度だとか。



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2009年5月 4日 (月)

バラの花のカフェ



マラケシュに到着する前に、お茶&トイレ休憩のために道沿いのレストランに立ち寄りました。



前に来てから一か月も経っていないのに、今回はバラの花が満開。
友人Sと娘は早速バラの木陰でかくれんぼ。
何とも贅沢です。



綺麗な空気、バラの花の香り、鳥のさえずり。
ウーリカのシシカバブも良いけれど、両方とも素敵。
いつか、こんなお庭があるお家に住みたいものです。
が、緑の指がある庭師を見つけるか、自分で育てられるようになるか・・・・



やっぱり私には難しそうなので、週末に、お邪魔する位がちょうどよいのかもしれません。



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2009年5月 3日 (日)

ウーリカからの帰り道/古いもの屋さん



ウーリカからの帰り道。



角を曲がるたびに、お土産物屋さんが現れます。
皆、山の風景に溶け込むような素朴なお店ばかり。






一軒、面白そうな古いもの屋さんがあったので立ち寄りました。



がらくた何だか宝物なんだか分からない古いものの山の中から素敵なものを探し出します。






何だかくしゃみが出て来そうなアンティークの山の中から、友人Sが選んだのはミントティのグラス。
今のメディナでは見かけないクラシックなデザインです。















真鍮の道具や古い壺、革の鞄。
どんな人がいつ頃使って居たのでしょう。



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2009年5月 2日 (土)

ウーリカの日曜日



友人Sのモロッコ滞在初日は、日曜日。
我が家一家+友人S+モロッコ在住の友人夫婦+スタッフの米川の総勢7人でウーリカへ。
朝のお天気が悪く、せっかくの日曜日がどうなる事かと心配しましたが、だんだん晴れて来ました。



本日のメインディッシュは、フィレ肉のシシカバブ。
昨日買ってきて、カットして、スパイスで付けておいたものです。

[フィレ肉のシシカバブ]

フィレ肉:2キロ(適当。モロッコでは一頭の牛から取れるフィレ肉は、まとめて買わなければならないので、日によって1.5キロだったり3キロだったり。)
玉ねぎ:一個
コリアンダー:1~2束
イタリアンパセリ:1~2束
にんにく:5かけ位
塩、胡椒、乾燥ショウガ、パプリカ(甘口)、パプリカ(辛口)
美味しいオリーブオイル:200ミリリットル位。

フィレ肉は、一口大に切り、玉ねぎ、コリアンダー、イタリアンパセリ、にんにくはそれぞれみじん切りにする。
オリーブオイルの中に野菜とスパイス類を入れて味を見る。
塩味は、そのまま食べても美味しい様に結構強めに。
オイルは必ず良質のオリーブオイルを使う。

混ぜて味見をしてから、お肉を入れて、手で揉み込み、冷蔵庫で一晩味を馴染ませる。



後はひたすら串に刺して焼くだけ。
一泊置かなくても良いのですが、置くと柔かいフィレ肉が更に柔らかくなって、格別の味わいになります。



女たちが串にさし、男たちは焼き係。

大人6人に2キロのお肉はちょっと多いかなあと思いましたが、美味しくて美味しくてぺろりと食べ終えてしまいました。







ここはモロッコ。
あの大量のお肉は「前菜」扱いです。
(お客さんをもてなす際のシシカバブは、メインディッシュでは無く前菜扱いです。お肉を沢山いただいた後、メインのタジンが出てくることが多いので、お招きを受けた場合は要注意です。)

さて、私たちのメインは、ベルベル風お野菜たっぷりのタジン。
こちらも、カフェのおじいちゃんに電話をして、「美味しいのをお願い」と、リクエストしておいたものです。






食後はお片付け。



そしてお散歩。










行楽日和の今日は、モロッコ人の家族連れで一杯。
皆、タジンの鍋、炭火、毛布、クッション、テーブルに椅子まで持ち込んで、午前中から夕方までゆったり過ごします。


















お爺さんの畑には、大好きなカラーが咲いていました。



何時も頂くお土産。



お花屋さんで売られているカラーよりも、どっしり豊かな感じがします。

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2009年4月25日 (土)

ウーリカでタドラクトの鉢を買う。



ウーリカからの帰り道。
一年くらい前にこの道沿いでタドラクト(モロッコ独特の焼き物や壁の仕上げ法)の大きな壺を見かけて、欲しいと思って居ました。
その時も車を止めて、交渉したのですが、あまりにも高くて断念。
買えない値段では無いのですが、どう考えてもフェアではない値段だったので、その時はあきらめました。
その後、マラケシュのスークでも探して見ましたが、今一イメージ通りのものがありません。
なんとなく諦めきれずにいたので、今日また挑戦してみることに。



こんな焼き物が目印のお店です。



店内には色付け前の素焼きの焼き物が一杯。
今日対応してくれたお兄さんは、見るからに人がよさそうな、気持ち良い人だったので、お買い物していくことにしました。



素敵な鉢が沢山ありましたが、選んだのはこれ。
薄い紫色の観葉植物用の鉢です。
今、作っている白い部屋に置いたら、映えそうです。



値切り交渉の話の流れで、花瓶も買う事になったので、シックな色のこの形をセレクト。
写真ではグレーに見えますが、ほんのり青みがかっている綺麗な色です。



今日買ってきたラベンダーを、乾燥させるために籠に入れ、



カフェのおじさんが分けてくれたカラーを活けました。
今日は遠出して少し疲れましたが、楽しい日曜日の記念になる、素敵なお土産を買う事が出来て、ラベンダーの香りに包まれて良い夢が見られそうです。

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2009年4月24日 (金)

ウーリカ



ウーリカ

4月5日日曜日

今日は、朝から暑かったので、久しぶりにウーリカに行ってきました。
ウーリカは、マラケシュから40キロほどのところにある渓谷です。
水辺があり涼しいので、夏のマラケシュ人たちが土日になると家族連れで繰り出す場所です。
皆、お家を移動するかのように、キッチン用具一式、カーペット、ガスボンベなどを車に積んで、川辺にやってきて一日のんびり過ごします。



観光シーズン(と言っても、外国人向けでは無く、モロッコ人の行楽シーズンです。)を狙って、こんな可愛いテントのお店が沢山出ています。
炭火とタジン鍋とテーブルセットかゴザ&カーペットがあれば即席のカフェの出来上がりです。



道端は路上駐車の車で一杯。これからの時期のウーリカは、停める場所を探すのが大変です。



いつものカフェのちょっと手前で空き地を見つけたので、そこに車を止めて、ちょっと歩きます。
(路上駐車と言っても、ちゃんとパーキング係が居るところです。)



このあたりのシンプルな風景、光のせいか、色がとても美しく見えます。



緑色のバックは、何でも美しく見せてしまうのでしょうか。



行きつけのカフェ・レストラン(と言うと大げさですが)に入ります。



入り口はこんな感じ。
大自然と言う感じなのですが、良く見るととても手入れが行き届いていて、美しく、大好きな場所です。
奥に抜けると、木陰になった川沿いに、ゴザが並べてあり、そのうえで寛いだり食事をしたり出来るようになっています。



早速ひいてもらったゴザとラグの上にゴロン。
寝転がったまま写真を撮ったら斜めになってしまいました。

聞こえてくるのは、木々の葉っぱがこすれる音、川のせせらぎの音、水辺で子供たちが遊ぶ声、鳥の声。
見えるのは、緑、緑、緑。
香ってくるのは、今が季節のラベンダーにお隣の一家から美味しそうなお肉が焼ける匂い。





ラベンダーの香りが強くなったなあと思ったら、香草売りの男の子がやってきました。
このあたりで採れるのだそうです。いくつか束をわけてもらいました。



また寝転がって木漏れ日を見ていると、今度は美味しそうなタジンの匂いが。
タイミング良く、川辺で遊んでいた娘と夫も帰ってきたので、頂きます。



蓋を開けると、いつものお野菜のタジンでした。
実はこのカフェ、ウーリカでは、毎回ここと決めているところなのですが、タジンの出来に波があります。
多分、味付けや入っている具は同じなのですが、早く到着しすぎると、「一応煮えていますが」と言う感じの初々しいタジンを出されてしまいます。
一応食べられるけれど、なんか今一違うなあと言う味です。

でも、今日のタジンは、到着時間が遅かったのが良かったのか、シーズン中だからしっかり朝から仕込んでいたのか、しっかり煮込まれていてとろけるような美味しさ。お野菜の味も絶品でしたが、特にお肉が柔らかく、味付けもちょうど良く最高でした。
娘もパクパク頂き、大人二人+娘でタジン鍋をからっぽにしてしまいました。(普段だと、これを二人で頂くのはちょっと。残す量です。)
大体、こういう田舎のランチと言うのは、周りに物乞いの人とか物売りの人が沢山いるので、残してもごみになると言う事は無いのですが、とにかく美味しくて美味しくて、最後まで綺麗に頂いてしまいました。
娘も珍しく食欲旺盛で、自分から進んでどんどん食べていました。



食後のお茶を頂いていると、おじさんが来て、このあたりの曲を歌ってくれました。



そろそろ帰ろうか。
と話していたら、雰囲気を察知した娘が、「もう一回、お水のところ行く。」と言うので、夫が水辺まで連れて行きました。
私はまたお昼寝。



緑にあふれているウーリカの川沿い。



手前の子供たちは、このあたりの物売りの子供たち。
今日までは春休みですが、明日からはちゃんと学校に行くのでしょうか?
今日は皆、ハーブや安いアクセサリーを売って居ました。
遊びながら、割と楽しそうでしたが。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年4月12日 (日)

AMIZMIS



日曜日の朝

最近、人と過ごすことが多かった日曜日。
今日は何の予定も入っていません。
ゆっくり九時過ぎまで寝て、それからのんびり朝ごはん。
何故か夫が張り切って美味しい卵焼きを作ってくれました。
それに、近所のパン屋さんで買ってきた焼きたてのパン。

どこに行こうか?
とのんびり相談して、行ったことが無い「AMIZMIS」と言う田舎町に行ってみることにします。



ガソリンスタンドで夫が買ってきたお菓子。
いかにも虫歯になりそうな砂糖を固めた様な味のキティちゃん。
娘は最初、「キティちゃん!」と大喜びだったけれど、両耳をかじったところで飽きたのか、「もう良い」と投げ出してしまいました。



AMIZMIS到着。
聞いていた通り、何もない田舎町。



とにかく静かで緑が素敵なので、車を止めて町(村?)を歩いてみることにします。
ところどころ、B&Bの看板があるけれど、
ここにも外国人が暮らして居たり、外国人観光客が来るのだろうか?と思うくらい静かな町です。



大きなオリーブの木があちらこちらに見えます。



マラケシュの市バスがこんなところまできています。



美しい黄色は、ミモザの花。



しばらく歩くと、町の中心に出ました。



広場の中心に置かれていたモニュメント。
オリーブを搾る石臼です。



町の外にオリーブ畑が広がっている光景は、モロッコでは珍しくありませんが、町中でこれだけオリーブの木を見かけることは珍しいです。



マイクロクレジットの看板。



色使いが可愛い八百屋さん。



キャンプ場を見つけました。
お茶が飲めればいいなあと思って入って見ると、



こんな絶景。
ランチがまだだったので、何か出来るか聞いてみると、サラダとケフタなら大丈夫とのこと。



出てきたのはこんな大盛りのサラダと、



ケフタと焼いたお肉でした。
サラダは残念ながら、缶詰のてんこ盛りと言う味でしたが、田舎では生野菜よりも缶の方がごちそうだったりするので仕方ありません。
お肉は、小さく切ったものをつま楊枝で指して焼くと言う、初めて見るスタイルでしたが中々美味しかったです。

デザートはお決まりの輪切りのオレンジにシナモンとお砂糖をかけたもの。



食後は、持ってきたボールでサッカー。
何か見どころがあるわけではありませんが、のんびりした美しい田舎の風景が楽しめた、良い日曜日でした。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年4月 7日 (火)

ピピニエ(花屋)



ウーリカのカラー、カフェのバラと、花尽くしの本日の仕上げはマラケシュの町に入る直前にあるピピニエ。



私は、ベランダ菜園のお隣に植えるためのお花とハーブの苗を買いました。
本当は、トマトやキュウリの苗が欲しかったのですが、「野菜」は無いよと笑われました。
ん・・・オリーブとか、ハーブ類はあるのですから、野菜の苗があっても良いと思うのですが、モロッコの家庭では、花やハーブを作っても、野菜は植え無いのだとか。「種から育てなさい」と言われてしまいました。残念。
夏に日本に帰国するので、大物を種から育てていては間に合いません。












ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年3月29日 (日)

日帰り出張



3月*日
郊外へ。
今日の写真を見ても、誰も「仕事で出かけたのね」とは思わないと思いますが、今日は仕事で一日マラケシュ近郊の田舎に行ってきました。
マラケシュでの仕事を終え、お昼前に、夫と私、スタッフの米川の三人で出発します。
本当はもうちょっと早く出る予定だったのですが、時間はちょうどランチタイム。
「どこかで軽く食べる?アフリキアにする?」
「何でも良いよ。適当にケバブでも食べようか。どこか美味しいところ知っている?」
と話しているうちに、なぜか夫の友人がオーナーの素敵なレストランでランチを頂くことになってしまいました。
あれ?



そんなにランチに時間割けるのかな・・と思いつつ、当然、ゆったりとした場所で食事が出来る方が嬉しいので「行こう行こう」と言う話になりました。

一応オーダーの際に、「今日は仕事中だから、急いで持ってきてくれ」とか言って居ますが・・・



前菜のサラダ。



メイン。色々なタジンをお願いして、少しずつシェアしました。
食後のデザートはパスして、出発します。



窓から見えるのは豊かな田舎の風景。
ポピーが沢山咲いています。



用水路(?)にあふれんばかりの水が。



普段は、土がむき出しのオリーブ畑も、黄色い花が咲いていておとぎ話の中の様です。



今はミモザの季節です。



いきなり川の中を通ったり、



こんなところを通りかかったりしながら



小さな町にたどり着きました。



壁の色も塗って居ない様な、シンプルな住居ばかりなのですが、軒先に植物が並べられていて、なんか可愛いお家です。



屋根の上にも植物が。

お取引先の家に到着。ここを訪ねるのは初めてでしたが、とても素敵な空気が流れている家でした。



中庭にはイチジクの木。



まだ青くて食べられませんが、実が付いています。



お茶を頂きながら商談をしていると、キッチンから良い匂いがしてきました。
ん・・・これはクスクスの香り?
と思って居ると、本当にクスクスが登場!
「もう食事はしてきたので。」
と言っても、「一口で良いから。」と勧められます。

「いやあ、こんな素敵なクスクスが用意されているのだと知って居たら、ランチは食べないで来たのに。残念ながらお腹がいっぱいなので、本当に一口だけ。」
と夫が言っている横で、実は妊婦の私は、ランチ後の小一時間のドライブで既にお腹が空いている様な・・・
シンプルで素敵なクスクス、美味しく頂きました。


私とスタッフの米川が、ベルベル風のシンプルなお家が素敵ね~と騒いでいると、「良かったら屋上も見ますか?」
とこの家のご主人。是非是非と、急な階段を注意深く上ると、素敵な眺めが現れました。
昔ながらの土で作った建物に、最近の雨のためか、ところどころ草が生えています。



屋上から眺める中庭はこんな感じ。
田舎のベルベルの家って、どこもそうなのだけれど、自然と人工的なものの境界線があいまいで、
リラックスしてついつい居眠りしてしまいそうな空気が流れて居ます。



無事に商談が終わり、「今日はずいぶん時間が掛かったけれど、実り多い一日だったね~」などとご機嫌な帰り道に見かけたお家のドアにはハートが二つ。



平日にこんな風景を見られると、なんだかとても豊かな気持ちになります。
この風景を見るために、またこの取引先を訪れたいなあと思います。



帰り道に見かけた運送用電車。
「あの中何が入って居るんだろうね。」
「えー何だろう。リン鉱石?セメント?」
「違うよ。知らないのか。オリーブの実に決まって居るじゃないか。」と夫。
「オリーブの実??」(え、こんなに大量に?)

いきなり助手席の窓を開け、隣で停車していた知らないおじさんに「この電車の中には何が入って居るんだ?」
と聞く夫。(モロッコではこういうのは普通です。)
「小麦粉だよ。」
「ほら見ろ、食べ物だっただろう。」と何故か自慢げな夫。
ま、中身は何でも良いですが、中々楽しい日帰り出張の一日でした。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2009年3月10日 (火)

日曜日の小旅行



日曜日の小旅行

「明日はタハンノウトに行こう。あそこに、子供たちが遊べて美味しいタジンが食べられるレストランが出来たんだ。」
毎週日曜日はどこかに出かけます。
久しぶりに農場を見に行きたいなあと思って居ましたが、夫が張り切っているので、お勧めのレストランに行ってみる事にしました。

今日のお出かけメンバーは、私たち家族三人+娘と仲良しの友人の娘さん10歳。



・・・マラケシュの近くでもこういうところあるのに?
とちょっと不思議になりましたが、このレストランの駐車場にはマラケシュナンバーの車が一杯。
小春日和の心地よい日曜日。
子供たちを連れてゆっくりランチをするには最適の場所なのかもしれません。



サラダニソワーズと、このあたりの名物の熱い石で焼いたパン。





メインは地鳥のタジン。



たっぷりの玉ねぎが中々美味しいタジンでしたが、外で頂くモロッコ料理はちょっとこってりして居て毎日は食べられないなあと思います。
やはりモロッコでは家庭料理が一番です。



お食事の後は公園へ。
10歳のお友達と2歳半の娘が二人だけで公園に向かいます。
私が追いかけようとすると、モロッコ人の夫は、「10歳の友達が付いているんだから大丈夫だよ。」
と、ゆっくりお茶を飲んでいます。
確かに。
他の子供たちは、2、3歳でも子供たちだけで遊んでいます。
過保護は良くないと反省して、少しの間お茶を飲んでいましたが、やっぱり気になるので公園へ。



上の方から「タタ~(おばさん!)写真撮って~!!」と声が聞こえるので見上げてみると、10歳のお友達の方が。
高いところから声をかけています。
多分大丈夫なのだけれど、子供だけ預かって一緒に来ているので、何かあったら大変だと思ってしまい、内心ひやひやします。



あれ、娘はどこだろう?
と探すと、ジャングルジムの下に潜っていました。ホッ。

モロッコの町中には公園が全然無いので、こういう遊具がある場所は本当に貴重でありがたいのですが、安全基準などあってない様なものなので、やっぱり過保護に気になってしまいます。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2008年6月10日 (火)

日曜日のウーリカ

日曜日。
ワンパターンだなあと思いつつも、午前中からウーリカのカフェへ。
マラケシュは暑いので、娘を連れて昼間から外をぶらぶらすることは出来ません。
ウーリカは渓谷になっているのでひんやりしています。



何時ものカフェへ。
いつも、一眼レフのデジカメを持ち歩いていたのですが、最近はできるだけ荷物が減るようにと、外出時は小さなコンパクトを持ち歩いていますが、やっぱり色が今一です。
ウーリカの綺麗な光が捉えられていません。





このカフェ、本当にシンプルに、椅子とテーブルがあって、タジンとミントティが出るだけなのですが、マイナスイオンたっぷりの緑が何よりのご馳走です。






初夏の花。カラーが咲いていました。







川辺は子連れのモロッコ人で一杯。





田舎のパン。



モロッコ式に、地面に御座を敷いて、ちゃぶ台で食事をします。
何時もと違う光景に娘も嬉しそうです。



お隣は、カーペット、タジンなどは持ち込み。場所だけ借りて寛いでいる家族連れ。



お土産にハーブを沢山買って帰りました。


ディアモロッコ/宮本 薫
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2008年3月13日 (木)

今週末もウーリカへ



日本に帰る直前の週末、またウーリカに行ってきました。
本当は、今日はウーリカからさらに山を登ってウカイムデンというスキー場に行き、娘に初めての雪を見せてやる予定だったのですが、疲れていた私が二度寝して寝坊してしまい、近場のウーリカになってしまいました。



今日は夫、娘、お手伝いさんのサイーダと私の四人です。
サイーダは我が家でもう四年も働いており、家族同様の付き合いです。
特に娘のことは年の離れた妹のように可愛がってくれています。
娘が幼稚園に通うようになるまでは、日本とモロッコを行ったり来たりの生活を続ける予定ですが、こんな姿を見ると、別れが辛くなります。



モロッコ人は、同じところ、同じ店に通って馴染みになるのが大好き。
何年も前から通っているカフェ(そう言えば先週末も来ました。)の前に当たり前のように車を止めます。
内心、たまには別のところで食事をしたいなあと思いつつも、自宅のように寛げる、このカフェのスローな空間に来てしまいます。



カフェの主人であるベルベル人のおじいさんが一人で手入れしている庭。
彼がデザインとかバランスとか一々考えて手を入れているとは思えないのですが、人の手が入っているような雰囲気がまったくしないのに、実は手入れが行き届いている。
凄いセンスだなあと思います。



川の水の音が聞こえてきます。



あ!と娘が上を見上げて指差すので見てみると、木漏れ日がキラキラしていました。



写真は今一ですが、後ろに白く見えるのはアーモンドの花。
先週来たときはまだ蕾だったのに、今週はきれいに開いていました。



ハーブ売りのおじさんが通りかかったので、セージを少し分けてもらいました。
お茶に入れていただきます。


先週末とまったく同じ「タジン、パン、お茶」のランチをいただきます。
メニューは少ない(というかこれしかない)ですが、せせらぎの音と空気、緑がご馳走です。
最近野菜の名前を覚えた娘は、タジンを指差して「バタタ、バタタ」(ジャガイモ)と必死。
「アチチだから気をつけて」と言うと、「アチチアチチ」と言いながら大げさに指をフーフーします。
まったく一つ一つの行動が面白くて見飽きません。





立派なカラーの花が咲いています。




今日はお天気で、ウーリカの川沿いは子供連れの家族で一杯。
旅行でモロッコにいらっしゃる方は、中々ウーリカまで足を伸ばす時間は無いかもしれませんが、観光業とは関係ない、普通のモロッコの家族連れの様子を見ることが出来ます。是非足を伸ばしてみてください。(ただし悪天候のときは危険なので止めておいた方が良いです。)















ディアモロッコ 宮本 薫
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2008年2月18日 (月)

ウーリカ日帰り旅行



夫の友人の娘さんが現在我が家に居候中なので、一緒にウーリカに行ってきました。
平日は仕事で忙しいので遠出は出来ません。
せっかくの日曜日、朝起きるとあいにくのお天気。珍しくまとまった雨が降ったらしく、お空はグレー、道は濡れています。
ウーリカは渓谷。
大雨が降ると増水して危ないこともあります。
昼近くなり晴れてきたので、様子を見ながら出かけることにしました。



もう、何年も前からウーリカに来るとお世話になっているカフェレストランへ。
カフェと言っても、良く手入れされたベルベル風の庭にプラスチックやアイアンのテーブルと椅子があるだけ、
メニューは、お野菜のタジン(一種類)、サラダ、パン、ミントティのみと言う超シンプルカフェなのですが、カフェのおじいちゃんが素敵で、新しいマンションや車で一杯のマラケシュ暮らしに疲れると行きたくなる場所です。





毎年この時期になると楽しみなのが、お庭のカラー。
一番好きなお花です。



しっとりとしたウーリカの気候に良く合うのか、生き生きと育っています。
こういう花を見ると、植木鉢もよいけれど、やっぱり緑一杯の中で直植えされている花は素敵だなあと思います。





今日のランチ。
別にどうって言うことの無いジャガイモとにんじんとトマトとお肉のタジンなのですが、ここで頂くととてもおいしいのです。


娘も気持ちいいらしく、あちらこちら走り回っています。








マラケシュに帰ってくる道中、葱を山ほど積んだトラックのおじさんに一束分けてもらいました。
一束と言っても卸売り用の一束なので巨大です。
でも、こんなに(推定20キロくらい?)買って20dh(300円)。
採り立て泥付きで、ピリッとした匂いがします。



四分の一くらい自宅用に残して、あとはお手伝いさんの家やスタッフに上げました。
当分、葱一杯のハリラや葱とお肉の入ったパンなどが楽しめそうです。

ディアモロッコ/宮本 薫

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2007年8月 9日 (木)

ウカイムデン/田舎の休日



日曜日。
目的もなく、山道をドライブしたいね、と言う話になり、季節はずれのウカイムデン(スキー場で有名な村)へ。



狭い車線のスリリングな山道には対向車も殆どなく、時々ロバが現れるのみ。



山間には、石を積んで作られた民家が見えます。
どんどん発展していくマラケシュの直ぐ隣には、こういう昔ながらの暮らしが残っています。



ドライブの後、小さな村に立ち寄りました。




未だ娘が産まれる前に一度来たことがある道端のレストラン。
写真を撮っていたので覚えていました。



このアンティークな雰囲気がなんとも言えず可愛いのです。



タジンがずらりと並んでいたので期待したのですが、時間が遅すぎて中身は空っぽでした。
仕方が無いのでお茶とオムレツをお願いしました。



オムレツが出来上がるのを待つ間に、ちょっとお散歩です。



道端のロバに乗せてもらいました。



娘より少し大きいくらいの女の子達が遊んでいます、
娘も遊んで欲しそうに手を伸ばしていました。


大きな袋ごと売られていたのは、



見えますか?インゲン豆です。
さすがにこんなに沢山は食べきれないので買いませんでしたが、新鮮でおいしそうでした。





「1人で座れる!」
と言わんばかりに、主張する娘。





ここでもタッチの練習です。



最近数が増えたコカコーラの看板。
よくもこんな田舎まで営業しに来るな、と思えるようなところでも見かけます。





偽物の馬にも乗りました。


「ディアモロッコのもの作り」 

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ディアモロッコ/宮本 薫
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2007年7月22日 (日)

ウーリカの日曜日

マラケシュの日曜日



朝起きて、バギーに娘を乗せ、夫と三人でお散歩へ。
適当にカフェで朝ごはんの予定が、珍しく少し雨が降ってきたので、急遽予定を変更して、夫実家家族達が滞在中のマンションへ。
ハリラと卵焼き、ミントティ、パンの充実朝ごはんを頂く。

話の流れで、これからマルジャン(マラケシュ郊外の大型スーパー)に行く事になる。
うわー、今日は日曜日だし、全員一緒に行くのかな?何だか物凄いことになりそうだけれど、そう言えばマルジャンに入っている子供服のお店が50%オフだし、子供達にお洋服を買ってあげよう。

ということで、大人7人、中人2人、子供5人の合計14人で(笑)お買い物へ。
別にスーパーにお買い物に行くのに皆揃っていかなくても良いし、ぞろぞろ歩くのも恥ずかしいのだけれど、「日曜日に一家総出でお買い物へ」と言うのはモロッコではそう珍しくない光景だ。



スーパーには似たような家族連れが沢山きている。でもさすがに14人も居ては動くのも大変なので二手に分かれてお買い物へ。
私は子供達と自宅用のお買い物を、義姉さんたちは、実家のお買い物をする。

お買い物終了後、レジに並ぶ前に、カートの中身をチラッと見て少し反省。
私のカートのなかは、パンパースなどの赤ちゃん用品は良いとして、後はジュースとかお菓子とか、パスタとか。それからちょっと高めのここでしか売られていない果物とか高級シャンプー、スモークサーモンなど、あれば嬉しいけれどと言うもので一杯。

もう一つのカートは、パンを作るための小麦粉、料理用の大きな油、掃除用洗剤、洗濯用洗剤など、生活の必需品で一杯。
どちらがきちんと家事をしているのか、一目瞭然すぎるカートの中身だ。

スーパーでのお買い物後、マルジャンの敷地内に出来たモールで子供服の買い物。
四人の子供達に一枚ずつ選び、50%オフになって大体1万円。
モロッコの物価って、本当に安いのか?と思う。
一応フランスの子供服メーカーの服だけれど。


一家を送り届けた後、夫と甥、私と娘の四人はウーリカに行く道中にあるレストランへ。
渓谷を見下ろす広い敷地、マイナスイオンがたっぷり発生していそうなお店。




殆どのお客さんが家族連れで、赤ちゃんや子供も沢山来ていた。



本日のメインはこれ。
夏野菜のタジン。
にんじん、トマト、ズッキーニ、カブ、インゲン、たまねぎとお肉。



デザートはウーリカの果物。
来る途中の道端で買ってきたものを、洗って冷やしておいて貰ったもの。



マスカットとプラム。
おいしそうでしょう?



食べた後は手や顔やお洋服がベタベタの悲惨な事になるけれど、娘もプラムが大好き。前歯しかないのに、上手にかじりつく。



帰りに立ち寄った八百屋さん。



本当の採れたて野菜。
「モロッコ産」じゃなくて「ウーリカ産」
この近所で採れたものばかり。ワックスなんて掛かっていなくてもぴかぴかに輝いている。



ふと見上げると、八百屋さんの天井にブドウがなっている。
「これも熟したら売るんだろう?」
と夫が冗談を言うと、「いや、これは美味しいから自分達に取って置くんだ」と店の主人。



お隣のお店(車やバイクの修理工)の店先にはマルシェバッグつきのモト。





何だかゆったりとした良い日曜日でした。


◆姉妹ブログ始めました◆

「ディアモロッコのもの作り」

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「ディアモロッコのもの作り」ブログを新規開設いたします。
今まで、「マラケシュフォトダイアリー」にてお届けしておりました、雑貨のお仕事に関する記事は、今後は全てこちらのブログにまとめさせて頂きます。

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2007年1月 6日 (土)

◆アスニ



12月24日

今日はクリスマスイブ!
ですが我が家には関係無いいつもの日曜日。
毎回ウーリカでは芸が無いので、今日は「ウリガン」と言う村に行く事にしました。




昼前にマラケシュを出て、しばらく走ると細い山道に入ります。
周りの木々が黄色く紅葉し、道の両脇にはススキが。
非常に美しい風景。




途中で景色の良いところがあったので、レストランの前で車を止めます。
娘を連れて降りようと思ったときに、お尻から聞きなれた音が。
(あ・・・・)



今まで外出先で大きい方をしたことがなかったので油断していました。
かなり盛大にしてくれた様子。
ホカホカに厚着させているのに、ここでオムツを替えたら風邪を引かせてしまいそう。
でも、このままじゃ気持ち悪いだろうしどうしよう・・・ちょっと迷いましたが、やっぱりオムツを替えることに。
あけるとゆるゆる***がべったり。



お家でしているように「キレイキレイシヨウネ~」と声を掛けると、自分で足を上げて両手で掴んで協力してくれます。
いつもは温かいお湯で洗ってやるのですが、ここでは拭いてあげるのみ。
うっかり下着にちょこっとついてしまいましたが、ここで大自然の中で着替えさせるわけにも行かず、見なかったことに。

今日はベビーカーを持ってきたので、娘を乗せて目の前に置き、私たちはゆっくり食事。
泣くわけでもなく笑うわけでもなく、じーっと私たちの食事の様子を見つめています。



ギナワ謡のおじさんが私たちをめがけて近づいてきます。
「あ、来ちゃったね。」
目の前で勝手に歌いだします。
中々上手いので、リクエストして数曲歌って貰いました。
最後にチップを上げると、娘と私たちと生きている家族と亡くなった家族の幸せを祈ってくれた上で、自ら娘のベビーカーの後ろでポーズを取ってくれました。
心得ているおじさんです。



タジンとミントティとサラダとシディアリで50DH。一人前25DH。安い。
最近のマラケシュの物価は非常に高くなってきていて、我が家の一階のカフェでは、コーヒー&レーズンパン一つで21DHします。
ジャガイモだらけのタジンでしたがとても美味しかったです。



「ここからウリガンまでどのくらい?」
と聞くと、更に15キロくらいの山道だと言われたので、今日はやめておく事にしました。
道沿いの綺麗な風景だけでも十分満足です。

帰宅後、ベビーカーに乗せて、銀行&パティスリーに行きました。銀行でお金を下ろし、パティスリーでお菓子を買い帰宅。
今日は一日出掛けていたので、帰ると、サイーダが寂しそうに「娘ちゃんが居ないと本当に詰まらないわ。」と言いました。



夜、帰ってきた夫が、「今日お前と赤ちゃんを見かけたって五人から言われたぞ。**銀行のATMでお金を下ろしていたのを見たって。赤ちゃん可愛いなあって。」
・・・・・
「見かけたら声を掛けてくれれば良いのに。黙ってみていて後で夫に報告なんて気持ち悪い。」
「あ、でもほら、車の中からとか、オフィスの窓からとか。」
「・・・・・」
油断もスキもありません。




昼間のお出かけで疲れたのか、夜寝かしつけると直ぐに寝たのですが、夜中に目を覚ました後が大変。絶叫泣き。
赤ちゃんの絶叫する声って、かなりのデシベル数だということをどこかで読んだ事がありますが、ずっと抱っこしている私の耳は「キーン」と耳鳴りのようになっています。
夫にお願いすれば抱っこを代わってくれるのですが、余計激しく泣く事が分っているので、一人で頑張るしかありません。
激しく泣いて、あやして授乳して何とか寝かせてまた一時間後に絶叫で目覚める。
こんな繰り返しで朝になってしまいました。
ああ。疲れた。



9時にお手伝いさんのサイーダが来たので、授乳してから預けて寝ようとするとまた何が気に入らないのか絶叫。
いつもは彼女ととても仲良く過ごしているのに。
私が起きてきて抱っこを代わるとぴたりと泣き止みます。
サイーダも驚きとショックを隠せない様子。
まさか、人見知り?
私は寝不足でフラフラ。
そう言えば今日はクリスマス。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2006年12月27日 (水)

◆ウーリカ

日曜日。
今日はウーリカの行きつけのカフェにランチに行って来ました。
娘と一緒にモロッコに帰国してからは、日曜日はウーリカ、農場、ダム湖畔のローテーション。
ワンパターンですが、人ごみに行くと疲れるし、余り長時間の移動は避けたいし、何よりも自然の中では夫も娘も私もリラックスできて、気持ち良い時間を過ごす事が出来ます。




今日のファッションは、田舎のベルベル人のおじさん風。
キャップとジュラバ風ジャケットがポイント、アースカラーがポイントです。








ランチもワンパターンのタジンです。
何だか毎週同じような写真を撮っている気がしないでも無いのですが、このカフェには、ベルベル風タジンとミントティ、サラダしか無いので、変えようが無いのです。
でも、このタジン、ごくごく一般的な材料しか入っていないのに、どうしてこんなに美味しいのだろう・・・と言うお味。



食事をして居ると、薬草売りのおじさんが来ました。
お茶に入れたり、そのままハーブティにしたりするハーブです。
何だか雰囲気の良いおじさんで、娘はキャッキャと大喜び。
つい、何種類も買ってしまいました。



食後の新聞タイム。
「今日の運勢は・・・お前はてんびん座だったよね。***に気をつけろと書かれているよ。」
ふーん、娘が新聞をじっと見つめているのが可愛くて、今日の運勢は忘れました。



赤ちゃんの声が聞こえてきたので娘を連れて見に行くと、同じくらいの月齢の赤ちゃんを連れたヨーロピアンぽいお父さんが手を振っています。
可愛い白人の赤ちゃん。
髪の毛が少しだけ。ブロンドにぴったりの薄ピンクのお洋服の女の子。
「男の子?女の子?」
お決まりの質問をされてからお互いの赤ちゃんを近づけると、女の子は大喜びで可愛い笑顔で手をバタバタ。
うちの娘はクールにただじっと見つめています。
(・・・・もう少し愛想よくしてくれれば良いのに!泣かないだけましかしら。)
何と、7月後半生まれで、娘とは10日違い位。



どのくらいになったら、よその赤ちゃんと一緒に遊べるようになるのかな。



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2006年10月26日 (木)

◆赤ちゃんとウーリカへ



10月*日

ラマダン中のある日曜日、夫と赤ちゃんと三人でウーリカまでドライブして来ました。
赤ちゃんと私が家にこもりがちで、最近良く泣くのを心配してくれたのか、珍しく夫が「ウーリカに行こう」と誘ってくれたのですが、内心(ラマダン中だからカフェもレストランも閉まっているし、赤ちゃんの生活のリズムが壊れるのも困るし・・・)と消極的だったのですが、せっかくなので出かけてきました。



とても久しぶりの、モロッコの田舎の風景。
自然と調和した建物の色合いが美しくて、そこにいるだけで目が洗われる様でした。



予想通り、どのカフェ-レストランも休業中。
仕方がないので夫が赤ちゃんを抱っこして、三人で川辺をお散歩。



ちょっと緊張した面持ちの赤ちゃん。
私たちの都合につき合わせて迷惑かな?と思いましたが、しっかりと目を開いて景色を見ています。まだ訳が分からないとは思いますが、綺麗な色や新鮮な空気を感じて欲しいなあと思います。



こんな牛さん・・・
日本なら、「わんわんだよ~見てごらん~」
と言うべきところ、ここには牛が居ます。
牛はやっぱり「もーもー」?



家畜の餌を運ぶ女性たち。
六キロの赤ちゃん一人「重い」と言ってはいられません。



青空市場で売られていた美味しそうな新鮮野菜。

外で長い時間過ごした事が良かったのか、この日以来、夕方泣く事も無く機嫌よく過ごしてくれる様になりました。赤ちゃんにも私にも気分転換が必要だったのかも知れません。

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2006年4月21日 (金)

◆ウーリカでランチ

ウーリカでランチ。

今日は日曜日。
夫、モロッコ滞在中の日本支社スタッフ、私の三人でウーリカにランチに行きました。
空を見上げると残念ながらグレー色。
最近は変わりやすいお天気が続いているので、ウーリカに付いたら晴れているかも、と期待して出かけましたが、残念ながらずっと曇り空でした。
「今日はお天気が悪くて残念だったね。晴れているととても綺麗なところなのよ。」
「大丈夫。きっとキラキラ綺麗なところなのだろうなと想像できるから。」



川沿いの簡単なレストランでランチ。



曇り空のせいで写真は今一ですが、中々美味しいタジンでした。



川辺でお洗濯をする女の子。
何だか雲行きが怪しくなってきたので、ランチ後は早めに帰宅。
帰りにマラケシュ近くの大きなお花屋さんに立ち寄りました。






バーベナ、ブルーサルビア、キンギョソウなどの春のお花を買いました。

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2006年3月 5日 (日)

◆日帰り旅行 5 モザイクテーブル購入

そろそろ山のふもとのタジン屋さんのタジンも煮えている頃なので下山。
道よりも低いところに雲が掛かっていて幻想的な雰囲気です。

道の途中で見かけた綺麗な段々畑と集落。
手前左側に写っているのは、床材として使える石だそうで、農場で使ったら良い感じになりそうです。

先ほど朝ご飯を頂いたカフェに到着。
タジンはいい感じに仕上がっています。

帰り、マラケシュから10キロくらいのところにあるお店に立ち寄り、モザイクテーブルを買いました。

夫はいつもの習慣で念入りにチェックして、「穴があるけれど大丈夫か?」と聞きます。
自宅で使うものだから良いよ。オーダーして待つのも嫌だし。
と言う事で、現品を買い車に乗せて帰りました。

こちらはモザイクの洗面台。
農場のバスルームにこういう感じのものを使いたいと思います。

こちらは別のお店。
木の家具が面白そうなので車を止めましたが、単なるおみやげ物屋さんで商品数も少なかったので何も買いませんでした。

夕方帰宅。
早速先ほどのテーブルをバルコニーに置いてみます。
サイズも色もぴったり。
可愛いコーナーが出来上がりました。

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2006年3月 4日 (土)

◆日帰り旅行 4 ウカイムデンスキー場

話が大幅に脱線&長くなりましたが、ウーリカを通り、山道を走り、雪山が見えてきました。



カーブを曲がったところで突然現れた雪山。
ハレーションを起こしているのかあまり綺麗に撮れませんでしたが、非常に美しい風景でした。



モロッコの田舎にはよくある山道ですが道幅はかなり狭いです。



ウカイムデンスキー場(Oukaimeden)

  • マラケシュから約70キロ
  • 足が無い場合はグランタクシー又はレンタカー。ウーリカまではなだらかな坂道だが、ウーリカを越えるとかなり曲がりくねった山道になる。
  • グランタクシーのチャーター料金は不明だが、定期ルートに当たるので車を探すことは容易
  • チャーターしないで相乗りで行く場合、早めに帰らないと帰りの足が見つからない可能性がある。(ヒッチハイクの欧米人を何組か見かけた。)
  • スキー用具一式のレンタルは簡単に出来る。(一時間25DH~30DH)
  • スキーのシーズンはお天気に寄るが12月から翌年3月はじめ頃まで。
  • シーズンが終わっても春の風景は綺麗らしい。
  • リフトは三基。
  • 初めて滑る超初心者からかなりうまい人まで色々な人が滑っていた。

想像していたよりもちゃんとしたスキー場でした。
雪山の手前には大きなホテルが二軒、小さな宿や週貸しのアパルトマンらしき建物、簡易テントの医療施設、カフェ、スキー用品レンタル、スキー用品販売店が軒を連ねています。
駐車場があり、その向こう側にはスキー用品のレンタル。


シーズン終わり間際の土曜日とあってものすごい人ごみです。
きちんとスキーウェアを着ている人もいれば、普段着で滑っている人もいます。





リフトは三機。写真は初心者用。列が出来ていました。
かなり上のほうまで行くリフトはガラガラ。



モロッコ人6割、外国人4割くらいの比率。





中にはジュラバ&スカーフで滑っている人も・・・



こちらは赤ちゃんを背負ったまま滑るお父さん・・・
彼はこのスタイルのままリフトの列へ。
「赤ちゃん背負ったまま滑るの?」
と聞くと、「ウイ、大丈夫だよ。ゆっくり行くし彼女も喜ぶからね。」
とのお返事。



山の麓辺りでは初心者が多く、レンタルスキー用具のおじさんたちがコーチ役になっていました。











最初は、「見るだけ」と言っていた夫も、余りにも初心者が多いのでトライしてみたくなったらしく、一式借りてきました。
お店のおじさんが一時間付きっ切りで指導してくれています。
(レンタル料一時間25dh/コーチ代一時間25dh)
何故かコーチ役のおじさんとお揃いのアーミーパンツ・・・

最初は歩くことすら出来ません。
腰が引けています。
周りのモロッコ人たちから「怖がらないで!」
と声援が飛ぶ中、真剣に練習。



写真を撮れとうるさいので何枚か撮った後、私は手前のカフェで休憩。
一時間ほど練習して最後は一人で緩やかな斜面を降りられるようになったとの報告です。
汗をたっぷりかいて楽しそう。
この冬の間にもう一度来ることが出来れば今度はリフトに乗って上から滑ってみたいと言っていますが、残念ながらそろそろシーズンは終わり。
来週末が最後のチャンスかも。



写真を何枚か撮った後は、ここで待機。
ちゃんとしたスキーウェアの外国人や、ジュラバのおじさん、家族連れのモロッコ人、色々な人が居て飽きません。
時々、「スキーしないの?レンタルするよ。」「胡桃200リアル胡桃200リアル」(10dh)「お土産にアクセサリーは如何?」
と物売りが回ってきます。
非シルバーのアクセサリー、胡桃、アルガンオイル、オリーブオイル、シバの葉っぱなどが売られていました。



即席カフェの裏手にあったキャンプ場。



駐車場の直ぐ横にはベルベルの伝統的な集落が見えます。

明日は続きの帰りの風景をご紹介します。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2006年3月 3日 (金)

◆日帰り旅行 3 ベルベル人のセンス

前の記事にも書きましたが、モロッコには先住民族であるベルベル人と、後から来たアラブ人が居ます。
(その他にもユダヤ人、アンダルース人などが少々)

ベルベル人 アラブ人
人口の比率(*1) 半分くらい 半分くらい
顔立ち あっさり系お醤油顔系が多い。 彫が深くエキゾチック・ソース顔。
割と色白な人が多い 浅黒い人が多い
建物・インテリア 素朴な自然な色合い・シンプル はっきりとした色使い・ゴテゴテ系
自然 自然に近い暮らし。動物の世話や植物の世話が得意。 自然からは遠い暮らし。家畜の世話などはあまりしたことが無い。
音楽 ベルベル音楽 アラブ歌謡
アクセサリー シルバーを好む。 ゴールドを好む。
外出時の服装(女性) 派手な赤や緑などの柄物。柄×柄の派手派手な洋服姿が多い。保守的な地域の女性がすっぽりとかぶる黒い布にもカラフルな刺繍がある。 地味目の色使い。保守的な地域では真っ黒の布をかぶる。あまり目立たない格好。
家族で話す言葉 ベルベル語、アラビア語 アラビア語、フランス語
仕事・収入 農業が多い。現金収入は少なめ。自給自足的な生活が比率的には多い。もちろん町で暮らしているベルベル人も居る。 現金収入が得られる町の仕事が多い。社長、役職などの仕事もアラブ系が殆ど。もちろん町で貧しい暮らしをしているアラブ人も沢山居る。

(*1)はっきりとした比率は分かっていない。統計や文献によって数値は異なる。

最初は分からなかったのですが、マラケシュで何年か暮らしているうちにベルベル人とアラブ人が見分けられるようになりました。
上の表の様な特徴があります。(私の勝手な印象です。)
モロッコの生活は、ヨーロッパなどではロハス&スローライフ的なものとして注目されることが多くなってきていますが、表を見ても分かるとおり、先進国の人が注目する生活スタイルを持っているのはベルベル人。

近くで集めた天然の素材を使った家作り。
飼っている羊の毛で織ったラグ作り。
シンプルで自然と密着した暮らし。
これは全てベルベル人の生活スタイルです。


私がモロッコで可愛いとか素敵だとか思うのも殆どがベルベル風の物や色あわせ。
不要なものが全く無いシンプルさ、自然の素材から取った色使い。
土色の風景の中に綺麗に映える原色系の女性の服装。

凄く可愛い魅力的な要素が一杯なのに、それを作り出している人々があまり意識していないと言うのもまた素敵。



例えばこんなコーナー。
色合いがとても綺麗。



例えばこんなコーナー。
天井を覆う枝の色と壁の色は保護色の様なベージュ。
鉄の何でもないテーブルとお揃いの色でカフェの名前が書かれて居ます。
計算しつくしたかのようなさし色は水色のグラデーション。





よくあるベルベル民家の扉。
壁の土色と空の青。扉の青が綺麗です。





久しぶりの田舎の風景に「可愛い可愛い」と言っていると、夫が一言。
「お前は都会で育ったからそう思うけれど、この田舎で生まれ育ったら、皆町に出たいと思うんだよ。」
と一言。
確かにそうだろうなあと思います。
先進国の人は、失ってしまったものに憧れてロハスやスローライフが流行り、田舎の人は物質的な暮らしに憧れます。
無いものねだりだなあ。
夫は南部の田舎町で育ったアラブ人。
感覚的には両方分かるのかもしれません。

マラケシュの大通り沿いの便利なアパルトマンで暮らし、ベルベルの暮らしの色使いやスタイルに憧れる私は良い所取りだなあと思うけれど、素敵なものは素敵。
我が家の農場はベルベル風にしたいと思いますが、計算して作ったベルベル風とあまり考えずに自然に作られたベルベル風はきっとどこかが違うのでしょう。

ディアモロッコ 宮本 薫

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2006年3月 2日 (木)

◆日帰り旅行 2 ベルベル女性たち

水がめを抱えて歩く女性。
こういう山間部で暮らしているのは殆どがベルベル系の人々です。
モロッコに元々暮らしていたのはベルベル人で、八世紀に征服民族としてのアラブ人がアラビア半島からやってきました。
戦いに強かったらしいアラブ人は暮らしやすい平野を占領、ベルベル人は自由な生活を求めて山の中に移動しました。
殆どのベルベル人は元々半遊牧生活を送っており、冬は町や村で、春から秋にかけては移動生活をしていましたが、フランス保護領時代の政府の定住化政策により、石造りの家で定住する人が増え、遊牧生活をする人は殆ど居なくなりました。

こんな風に書くと、大昔の歴史のお話のようですが、ベルベル人が定住するようになったのは、たかだか50年、100年前のこと。
彼らのおばあさんやおじいさんの時代のことです。
(もちろん早くから都市で生活していた人々も居ます。)

道沿いで見かけた大きな集落。

無名の集落ですが、有名なアイトベンハッドウと同じような作りです。
アイトベンハッドゥはほぼ観光客のための建物になってしまい、現在生活しているのは数家族のみ、彼らは観光客から得るチップで生計を立てていると聞きますが、この集落では昔ながらの生活が続けられている様子です。
マラケシュ~ウーリカ~ウカイムデンまでの道沿いにはこんな集落が沢山あります。

この入り組んだ建物は、全て近くで手に入る素材/木、土、石などで作られて居ます。
中に入っていないので詳しいことは分かりませんが、きっと、何軒もの家にわかれており、それぞれに人が暮らすスペース、家畜が暮らすスペースがあり、共同の釜や井戸、モスクなどがあるかもしれません。
最近雨が多かったので、草屋根になっているところがあります。
上のほうのバルコニーには手織りのラグが干されています。

段々畑の中に集落があります。

マラケシュからウカイムデンに向かう道は川沿いにあります。
お天気が良かったのであちらこちらで川で洗濯をしている女性を見かけました。
写真に写っている女性は、洗濯物を干した後は、牛を連れて歩いていきました。

イスラム圏の女性と言うと、外で働かないというイメージがあるかもしれませんが、それはアラブ人の習慣です。
ベルベルの世界では、家畜の世話、野外での農作業は女性の仕事です。
男性は何をしているのかと言うと、市場が開かれる日に市に生産物を売りに行ったり買い物をしたり。
その他の日はカフェでのんびりお茶をしたりして過ごしている様です。
家の近くで行われることは農業や家畜の世話も含め女性の仕事。遠くまで出かけていかなくてはならない事は男性の仕事とされているようです。

同じイスラム教徒なのに不思議なことですが、アラブ人とベルベル人の女性をめぐる習慣の違いには色々な理由があるそうです。

1:ベルベル人が暮らしていたのは農村部。外で農作業を行っても、全く知らない外部の人々に見られる可能性が少なかった。

2:女性を隔離する習慣は、土地の相続システムと深く関係している。イスラム法では土地や財産は、女の子にも男の子の半分の相続の権利があるが、女の子が見ず知らずの外部の人と結婚してしまうと土地や財産が分割してしまう。これを防ぐためには一族にとってもっとも有利な相手と結婚させる必要がある。アラブ人の間では昔からイトコ婚が盛んなことが知られているが、イトコ同士結婚すると、財産が分割しないので一番有利であり、一族の力が増す。このような理由で年頃の女の子が外部の男性と恋愛をすると非常に困ったことになる。

地中海一帯で見られる女性隔離の伝統は上記のような理由で始まり、強化されたと言われています。
要するに、勝手な結婚をしないように、一族に取って一番良い相手と結婚するようにと言うことなので、見ず知らずの人の目に触れる可能性が高い町の暮らしでは厳しくなり、可能性が低い村や集落の暮らしではゆるくなる傾向があるようです。

現在のモロッコ女性をめぐる状況は地方により様々です。
ウーリカの様なベルベル人の地域では昔から女性は外に出て農作業などを行ってきました。
マラケシュはベルベル人とアラブ人の比率が同じくらい、外国の影響も多い町なので、かなり開放的です。
ホワイトカラーの管理職など、女性の方が多いのでは?と言う印象がある位です。

フェズやカサブランカは元々アラブ色の強い町なので、状況は異なるかもしれません。
南部のアラブ人の町に行くと、今でも女性は黒い大きな布ですっぽりと全身を覆って歩いています。外でお金を稼ぐために働くという事は殆どありません。

大きな岩の脇で洗濯をする人々。
こっちに上っていらっしゃい!!
と愛想良く叫んでいます。
もちろん道などありません。

車に近づいてきた女の子。
マラケシュからわずか50キロくらいのところで生まれ育ったであろうこの女の子は、どんな人生を送るのでしょうか。
この村で結婚してずっとここで暮らしていくのか、町に出るのか・・・

明日はベルベル人の色彩感覚についてお届けします。

ディアモロッコ/宮本 薫

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2006年3月 1日 (水)

◆日帰り旅行 1 ウーリカでランチ

今日は土曜日。
普段は金曜日に夫婦で出かける事が多いのですが、昨日は忙しくてお互い仕事の一日になってしまったので、今日は朝から車でウカイムデンのスキー場まで行ってきました。
スキーといっても私は妊娠中なので滑れないし、夫は南部の人なので滑ったことがありません。
とりあえず行った事がないのでどんな感じのスキー場なのか見に行こう、と言う感じです。

マラケシュの町からウカイムデンまでは、車で一時間半程度の山道。(70~80キロ)
マラケシュ→(40キロ)→ウーリカ→(30キロ)→ウカイムデン
と言うルートで、途中まではなだらかな山道、ウーリカを越えた辺りから急な山道になります。
マラケシュから山道に入るまでの一直線の道沿いには大きめのおみやげ物やさんや工房、ピピニエ(大型植物店)があり、少し山道らしくなると斜面にへばりつくように建っている民家、牛や羊を散歩しているベルベルの女性たち、山間に作られた畑などがあり、ウーリカを超えるといきなり雲の上に出て雪山の絶景が現れます。
非常に変化に富んだ景色で助手席から見ていても飽きることがありません。
マラケシュから田舎への1日ドライブにはお勧めのルートです。
山道なので運転する人にとっては大変だと思いますが・・・・



今日は夕方には帰ってくる予定だったので、朝早く出発。
マラケシュを出た頃は曇り空で道沿いの店でお花でも買ってマラケシュに戻った方が良いんじゃないのかな?
と私は思いましたが、夫は「最近のお天気は変わりやすいからもう少し行ってみよう」と言います。

ウーリカの辺りまで来ると急に晴れてきました。
気持ちが良いので適当なカフェレストランで休憩兼朝食。
私たちが入ったのはこの写真の向かい側の川沿いのお店。
ウーリカ周辺にはこんな感じの簡単なカフェが沢山あります。
壁に適当に「レストラン/カフェ」などと書いてあるだけで、お店の前にはタジン鍋がずらりと並んでいるのが目印。
テーブルと椅子はプラスチックだし、殆どお金が掛かっていない店構えですが、自然に囲まれて居心地は最高です。



こういうところで朝ご飯といったらやっぱりオムレツとミントティ。
手前のパンは農家のオーブンで焼いたもの。
町中で売られているものよりもずっと美味しいパンです。

そう言えば、とうとう鳥インフルエンザがエジプトでも発見されたというニュースを聞きました。
モロッコで見つかるのも時間の問題でしょう。
夫は気にして鶏肉は一切食べないのに、卵料理は大好きです。同じことだと思うのですが・・・
私は、まだ鶏肉や卵を食べて感染したという話は聞かないのであまり気にしていませんが、美味しい地鶏や卵が食べられなくなったら悲しいです。



火にかけたばかりのタジンを見せて貰いました。
中々美味しそうだったので、帰り道にまた立ち寄りランチを頂くことに決定。
美味しくじっくり煮込んでおいてね。と言い残して出発。

明日は山間のベルベルの暮らしをご紹介します。

ディアモロッコ/宮本 薫
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2005年10月12日 (水)

◆日本の風景/棚田

T032

魚沼産コシヒカリの産地

日本帰国中、友達と長野県の温泉に行った「ついで」に、新潟県のコシヒカリの産地まで行った。
私は運転しないので、ずっと友達の運転。東京から長野・新潟までは「ついで」と言う距離ではない。
ずいぶんな長距離を走ってくれた。
きっと、「モロッコの田舎はね・・・モロッコの田舎は素晴らしいんだよ」といつもモロッコかぶれなことばかり言っている私に日本の本物の田舎、日本の美しさを見せたいと思ってくれたのだと思う。
この写真は彼女のだんなさんの実家の田んぼ。
美しい風景って、自然の風景でも人工的に作られた風景でも、「全体としてどこも欠けたところの無い一体感」のようなものがあり、そこに身を置くだけでふわーっと安心できるような、大きな心地よさを感じさせるけれど、
ここもまさにそんな場所だった。

水分をしっかり含んだ空気と田の緑の色合いと古い家々がしっとりと溶け合っている。
初めてお伺いする彼女の義理の実家は築100年以上の民家。
立派な一枚板がふんだんに使われている立派なお家だった。

風景だけじゃなくて、例えば家のインテリアでもそんな雰囲気があることがある。
センスがいいかどうかと言う問題じゃなくて、毎日その家の主婦が手を入れ続けていて、子供たちが居て、お父さんが座る椅子があって・・・と言う、毎日の生活から生まれでた家庭の雰囲気。
それもまた、自然が作る一体感と同じくらい心地いい。

それぞれがぴったりの場所にあって、どこも動かせない感じ。
実際は、毎日の生活や農作業でいろいろなところが変わっているはずなのに、一種の生態系のように自然な形が出来上がっている。

ディアモロッコ 宮本 薫 http://www.dearmorocco.com

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