ディアモロッコのもの作り[7]縫製部屋
http://www.dearmorocco.com/
モロッコ雑貨&インテリア専門店、ディアモロッコでは、日本のお客様向けに様々なオリジナル商品を自社でデザイン&製作して居ます。
今日は、ディアモロッコの縫製部屋に関するお話です。

一年半くらい前からずっと、縫製を自社で行いたいと考えてきました。
最近、まだまだ小規模ですが、事務所の二階に縫製部屋を作る事ができました。
自社で縫製をしたいと思ったきっかけは、妊娠して関心を持ち出した子供服でした。
仕事の関係でヨーロッパに行く事が多く、妊娠中もパリやロンドンで色々な子供服を買いました。
シンプルでも上質なもの、リバティ柄の花柄が可愛いもの、など、赤ちゃんや子供にしか着られない魅力的なデザインが沢山あり、お値段もそこそこ。
そして日本に帰国して、日本でも色々と見に行ったのですが、可愛いと思うものは異常に高額で、どんどん成長する赤ちゃんの普段着にする価格ではありません。
安いものは、とても安いのですが、いかにも大量生産しましたと言う雰囲気で、今一です。
シンプルだけれど可愛くて、値段も程ほどの商品を作れないかな・・・・
せっかく企画生産の仕事をしているのだし。
こんな事を考えて居ると、ひょんなことから、リバティ社と正式な売買契約を結ぶ事が出来、ますます自社で縫製作業をする理由が増えてきました。
今すぐにでも、と思っていましたが、出産したり子育てしたりで中々仕事に集中できる状況ではありません。
自分では動けないので、共同経営者の主人と話すたびに、「子供服もやりたいし、既存商品のチュニックや布のバッグなども、自社でやった方がずっと自由にデザインできるし、クオリティも管理できる。考えておいて」
と言い続けてきました。
このブログを読んでいる方の中には、「機械をそろえて、人を何人か雇ってくれば、それでスタート出来るのではないの?」
と不思議に思われる方もいらっしゃると思いますが、そう簡単な話ではありません。
機械(ミシン類)をそろえて、今すぐスタートできる状態にしたのは6ヶ月前です。
その後、縫製の専門学校やプロの人や色々な方面に声を掛けて、専属で仕事をしてくれる人を探してきました。
非常に仕事が丁寧で好感が持てる女性が見つかりました。でも、彼女は妊娠初期。一定期間しか働けません。
「毎日フルタイムで働ける」と言う自称経験者の女性が来ました。でも、仕上げが物凄く雑です。
そんなこんなで、中々スタッフが決まらず、「この状況じゃ、軌道に乗せることは難しいかな・・・・」
と思いつつ、日本に帰国しました。

7月頭にモロッコに帰国してみてびっくり。
「驚かせるものがあるから」
と夫が言いながら、扉を開けると、スタッフ達が黙々とチュニックを作っています。
素晴らしいソプライズです。
何でも、メインの職人さんは、ディアモロッコのバブーシュ工房のチーフをしている人のお友達ということで、ずっと某縫製工場で衣類を作ってきたプロ。
彼を中心に、縫製スタッフが5人も居ます。
バブーシュの製作スタッフは、現在では工房に20人、スパンコール刺繍に6人の26人も居ますから、比較するとたったの5人ですが、でも5人居れば色々なものを作る事が出来ます。
オリジナルのトートバッグも、ギフト用ラッピング袋も、チュニックも、秋冬衣類も、そして子供服も。
そして、タイミングがよいことに、今回はディアモロッコのオリジナル商品のデザインを担当してくれているデザイナーと一緒に帰国しました。
仕事の現場と言うのは面白いもので、流れを作るまでは難しいのですが、一端流れが出来始めると、良い循環で回転し始めます。
いい物を作る→オーダーが入る→スタッフの収入が増える→やる気が出てよりよいものを作る→オーダーが入る。
まだまだ本当に小さな規模ですが、このお部屋から、ディアモロッコブランドの衣類や布小物が色々と生まれていく予定。
そのうち、縫製の規模が大きくなったときに「スタート時はこんな風だった」と思い出せるように、写真を撮ってきました。
何事も、ずっと望み続ける事が大切ですね。
◆ディアモロッコのブログ◆
◇マラケシュフォトダイアリー
http://dearmorocco.cocolog-nifty.com/marrakech/
ディアモロッコ店主、宮本の生活フォトダイアリーです。モロッコの暮らし、日本の暮らし、育児日記、写真など。
◇ディアモロッコ/お買い物はこちらからどうぞ。↓
http://www.dearmorocco.com/